やれやれ系キャラが漫画によく出てくる理由は?
主人公に読者の願望が反映されている
作者が「隠れた実力者」や「達観した人」を読者の憧れと考えているため、そのような人を活躍する作品を作ろうと考えてやれやれ系主人公が作り出されていると推測されています。実際にライトノベルを読む人たちは中高年に多い、中二病の人が多く、やれやれ系が持つ特徴に憧れを抱いています。
そのほかにも「女性にモテる」や「日常の中で活躍したい」といった願望を持つオタク層の人もターゲットに考えているため、やれやれ系の主人公には読者の願望が詰まっていると考えられます。
物語を進めるのに好都合
一人称視点で物語を進行する場合、主人公は読者に一番共感を得やすい存在にしたいと考えられます。そのため、見ている人に物事を的確に伝えられる理屈っぽい人や、自ら行動を起こすような気力を持っていない人が主人公に選ばれがちです。
そのほかにも、無気力だった人が何かをきっかけにして動くというのは「静」と「動」がはっきりしやすいため、物語を持ち上げるために便利な材料となります。
ハーレム系の作品では「恋愛に対して鈍感」や「消極的な態度」というのは、ハーレム環境が維持できるために大変便利な人物と言えます。もしやれやれ系の人が積極的だった場合、ハーレム物として売れなくなるので、重要な要素と言えます。
読者層にウケるため
積極的で前向きな人が主人公の場合、物語の展開的にご都合主義になってしまい、胡散臭い物語になってしまいます。これはライトノベルを読む層にウケが悪いものです。
現代では不況や問題が多く重なっているため、努力する人はカッコ悪いという考え方をするようになり、無気力な人になりがちです。相対的にライトノベルを読む人層も無気力な人になるため、共感を得やすい「無気力で振り回されがちな主人公」が作られて活躍する傾向にあります。
ヒロインの個性を出すため
ヒロインが個性的な人物だった場合、主人公も個性的だと物語に収拾がつきません。そのため、ヒロインを抑える・振り回される役割を主人公に持たせるため、やれやれ系にする必要がありました。
主人公がやれやれ系のような没個性的で振り回される人物だからこそ、対照的なヒロインの暴走的な個性が映えて、見ている人にとって魅力的に映ります。
やれやれ系が流行っていた頃から、主人公は無個性的に、ヒロインを個性的になるという傾向があり、それは現在でも少なからずあります。
やれやれ系は控えめに
やれやれ系は人生に魅力を感じられないような中高生に多く支持されており、実際に真似する人も多くいます。しかし、無気力で理屈っぽい人物を嫌う人もいます。実際にやれやれ系男子を演じる時は、屁理屈ばかり言わないようにしましょう。
提供・BELCY
【こちらの記事も読まれています】
>乾燥肌が潤うおすすめパック14選!保湿効果でしっとり美肌を目指そう!
>【プチプラ化粧水】おすすめ人気ランキングTOP25!
>初心者も必見のコンビニおすすめワイン13選!美味しくてお手軽なのは?
>無印良品のシューズラックおすすめ10選!
>食事だけで満足してない?ダイエットで差がつく太らない飲み物TOP15!