人気のハッカ油は虫よけや消臭、殺菌効果のあるので常備してるという方も多いはず。アロマ効果もあり、リビングや寝室で使われる方もいるのでは?しかし、ペットを飼っている方は注意してください。天然ハッカ油でも動物にの健康に悪影響を及ぼすこともあります。可愛いペットのためにも危険性を知り、大切な命を守りましょう。

ドラッグストアやネットショップで手軽に入手できるハッカ油。
アイデア次第でさまざまな使い方ができるので、「常備しているよ」という人が多いようです。

天然のハッカ油なら食品にも使えるくらい安全なので、ペットの体にも良さそうですが、実は動物の健康に悪影響を及ぼしてしまうんです。可愛いペットの大切な命と健康を守るために、飼い主の責任としてぜひ覚えて欲しい情報です。

1.人気のハッカ油とは?

2.人気の『ハッカ油』は犬・猫に危険?猫カフェや動物園が注意喚起!
(画像=『Cinq』より引用)

虫よけ、消臭、殺菌効果のあるハッカのアロマオイルです。ハッカは漢字で「薄荷」と書き、ミントのことです。

ミントにはたくさんの種類がありますが、ハッカ油に使われるのはおもに和種ハッカとよばれる種類のハッカ属のハッカです。スーッとする清涼感のある香りが大きな特徴です。製品によって含まれる成分は微妙に変わります。ハッカに含まれるメントールという成分のスーッとする香りには虫よけ効果があると言われているので、肌に直接吹きかけて使う人が多いようです。

殺菌効果があるので、マスクやハンカチにつけて、あるいは寝具に吹きかけたり、ルームフレグランスや暑い時期の入浴剤として使用する人もいますよ。

2.犬や猫動物に危険だと言われている

3.人気の『ハッカ油』は犬・猫に危険?猫カフェや動物園が注意喚起!
(画像=『Cinq』より引用)

ある動物関連施設の張り紙がTwitterで一時期話題になりました。

その張り紙は、「猫や鳥の健康のためハッカ油をつけたお客様の入場をお断りします」というものでした。

ハッカ油に限らず、アロマオイルは猫や小鳥、ハムスターなどの小動物にとって、たとえ少量でも危険なものです。口や皮膚を通してハッカの成分が動物の体内に入ると、猫などの動物の肝臓はメントールなどの成分を処理できず、中毒症状や肝機能障害を起こして最悪の結果になることも…。
そこまで重篤な症状が出ないとしても、嘔吐や呼吸不全などの症状を引き起こすケースもあるのです。

猫に直接つけるのはもちろん、猫がいる空間でハッカ油を使用するのは非常に危険です。ハッカだけでなく、ハーブから抽出したアロマオイルには、猫にとって危険な種類が多いので気をつけましょう。

猫にハッカ油は厳禁ですが、犬に関しては基本的には使用できます。基本的に、というのは、必ず安全とは言えないからです。

なかにはハッカに対してアレルギーを起こす犬もいるので注意が必要です。もし、ハッカ油アレルギーの犬にハッカ油をスプレーしたり、ハッカ油のついた手で触ったりすると、足や耳、顔が腫れて皮膚が真っ赤になります。

猫と違って重篤になる危険性は低いものの、動物は痛くても苦しくても言葉で伝えることができませんから、やはり使用は避けるべきでしょう。

ハッカ油は天然の成分なので、犬には安全だと言われていますが、「絶対に健康被害がない」とは言いきれません。散歩時の真ダニ、蚊よけにとか、おしっこの消臭にと勧めているサイトもありますが、自己責任のもとに使用してくださいね。