お湯さえあればサッと淹れられる手軽なインスタントコーヒー。いつもの1杯として活躍してくれますが、インスタントはあまり味に期待していない……なんて方も多いのではないでしょうか?

しかし最近のインスタントコーヒーは味や香りのクオリティが高いものが多く、上手に淹れることでレギュラーコーヒーにも負けない味わいを引き出すことが可能です。またインスタントコーヒーはホットだけでなく、アイスドリンクだって得意!

コツを押さえた淹れ方で、自宅でもっと手軽においしいコーヒーを楽しんでみましょう。

インスタントコーヒーをもっとおいしく淹れるコツ

インスタントコーヒーをもっとおいしく!ひと手間で本格的な味わいにするコツ
(画像=Cafendより引用)

インスタントコーヒーをおいしく淹れるコツは次の3つです。どれも普段は見落としがちなポイントばかり。手軽さだけじゃなく、いつもより少しだけおいしさを意識して淹れてみましょう!

1.フリーズドライ方式を選ぶ

インスタントコーヒーには製法の違いによって、2つの種類に分類されます。

■フリーズドライ方式
粒子が粗く、つぶつぶとした見た目。濃縮されたコーヒー液をマイナス40℃前後で凍結させ、真空状態で乾燥させる方法です。

■スプレードライ方式
粒子が細かくサラサラとした見た目。高温の中で濃縮されたコーヒー液を噴霧し、熱によって水分を飛ばす方法です。

おすすめはフリーズドライ方式。低温で処理するため風味が保ちやすく、深い味わいやコク、香りを実現できます。スプレードライ方式は大量生産しやすいため手頃な値段で、水や冷たい牛乳に溶けやすいというメリットがありますが、風味が飛びやすく苦味が出やすいなどのデメリットも。

レギュラーコーヒーのように本格的な味わいをインスタントで再現したいなら、フリーズドライ方式を選びましょう。

2.お湯を入れる前に水で練る

カップにインスタントコーヒーの粉を入れたら、ティースプーン1杯ほどの水で軽く練りましょう。

インスタントコーヒーの粉に熱いお湯を直接注いでしまうと、デンプンによってダマになりやすく、味にムラが出てしまう場合があるためです。

水でしっかり練って、なめらかになったところにお湯を注ぐと、苦味が抑えられてすっきりした味わいのコーヒーができあがります。

3.お湯の温度は90度前後に

インスタントコーヒーを淹れる際のお湯は沸かしたての熱湯ではなく、80~90℃ほどが適温。100℃に近い熱湯だと苦味が、逆にぬるいと酸味が強く出やすくなってしまいます。

温度計があれば使うのがおすすめです。なければグラグラにお湯を沸かしたやかんやポットを濡れ布巾の上に置いて30秒〜1分ほど待つと、淹れるのにちょうどよい湯温になります。

【実践】インスタントコーヒーをおいしく淹れてみよう

インスタントコーヒーをもっとおいしく!ひと手間で本格的な味わいにするコツ
(画像=Cafendより引用)

つづいてインスタントコーヒーをおいしく淹れる方法を手順を追って解説しましょう。

1.お湯を沸かしカップを温めておく

空のカップにお湯を注いで軽く温めておくと、コーヒーを淹れてからも冷めにくく、最後までおいしく飲めます。

2.カップにインスタントコーヒーの粉を入れて水で練る

一般的なコーヒーカップであれば、ティースプーンに軽く2杯(2g程度)入れましょう。ティースプーン1杯ほどの水を使って、なめらかになるまでしっかり練ってくださいね。

3.お湯を注いでできあがり

前述したようにお湯の温度を調整し、カップに注げばできあがりです。

【アレンジ技】牛乳を入れてホットカフェオレも!

お湯の量を半分にして、もう半分を温めた牛乳にすると、ホットカフェオレになります。

砂糖はもちろん、お好みのフレーバーシロップやチョコレートシロップを加えると、バリエーションも増えて、さらに楽しめますね。