大公孫樹(おおいちょう)
大公孫樹(おおいちょう)は、江戸時代から根付いてきた由緒ある公孫樹です。関東大震災によってあたり一面が焼け野原となった際にも唯一生き残っていたと言われています。また、大公孫樹から育った新芽「ひこばえ」が東京大空襲をも生き抜き、立派な樹木となって親木を支えてきました。現在は老木となり、親木は倒木の恐れにより伐採され、保存されています。
大黒様尊像
「大黒様尊像」は、1976年に建立された一ノ宮・大黒様の石像です。高さが約6.6メートル、重さ約30トン。石造りとしては日本一の大黒像とされています。
えびす様尊像
二ノ宮の祭神・えびす様の像は、東京芸術大学学長・宮田亮平教授によって制作されました。大海原を木の実の船に乗り、イルカやタイ、トビウオなどに守られながら渡る様子が表現されています。
随神門
1975年に昭和天皇即位50年を記念して再建された「随神門」。外回りに朱雀や白虎、青龍、玄武の四神が彫られ、内周りには大黒神話がモチーフになった彫刻が施されています。二層目にある金箔が施された「繋馬」の彫刻は、平将門公に由来するものです。
力石(大盤石)
「力石」は、若者達が力くらべに使っていたとされる石です。神田明神の力石の大きさは直径80センチ、短径67センチ。文化財に指定されています。江戸時代の若者たちの風俗・娯楽が垣間見れる資料です。
銭形平次の碑
「銭形平次の碑」は、1970年に「日本作家クラブ」が発起人によって建設された石碑です。野村胡堂の名作「銭形平次捕物控」に登場する銭形平次が、神田明神の周辺を舞台に活躍したことから建てられました。隣には、銭形平次の子分「八五郎」の小さな碑も残されています。
水野年方顕彰碑
「水野年方顕彰碑」は、千代田区指定有形文化財に指定されている石碑です。明治時代に活躍した浮世絵日本画家「水野年方」を顕彰するために、水野年方の弟子「鏑木清方」と「池田輝方」により建てられました。