親しみやすくおいしい味わいが魅力のマクドナルド。無性に食べたいと思うこともあるでしょう。しかし、マクドナルドは過去に大きく売り上げを落としたことがありました。そこからマクドナルドがどのようにして人気を取り戻したのか、確認していきましょう。

2014年に過去最大となる大赤字に

マクドナルドの評判が大きく落ちたのは2014年です。数年前から若干売り上げが下降傾向だったところに、「期限切れした鶏肉を材料に使っていたのでは」「異物が混入している」などさまざまな問題が指摘され、企業イメージが大きく下がり業績不振に陥りました。

2014年12月期は218億円の赤字、2015年の同時期は347億円の赤字という過去最高の損失となり経営は大きな危機を迎えました。

経営理念に立ち返りSNSを活用

消費者からの信頼を失ったマクドナルドは、トラブルと向き合い消費者からの期待に応えるために材料を提供するサプライヤーとの関係やメニューの魅力を強化。また店舗のデジタル化に努めました。

そして『Fun Place To Go』(マクドナルドに行けば何か楽しいことがある)という理念を広め、キャラクターとのコラボやSNS映えするパッケージに変更するなど、SNSを活用したキャンペーンを多く仕掛け、消費者が楽しい体験ができるような工夫を図ったのです。