福島県の裏磐梯(うらばんだい)にある五色沼(ごしきぬま)は、磐梯山の噴火によって造られた美しい湖沼です。森の中に点在する色とりどりの沼は、エメラルドグリーン・コバルトブルー・ターコイズブルー・エメラルドブルー・パステルブルーと沼によって色が違うことから「神秘の湖沼」といわれており、観光客に大人気! 今回はそんな魅力に溢れる五色沼を、120%楽しむための観光情報をご紹介します。

五色沼とは?名前の由来や成り立ちについて

神秘の湖沼「五色沼」!歩いて分かった人気の秘密と120%楽しむための観光情報
(画像=『あそびのノート』より引用)

1888年に起こった磐梯山の噴火で数百もの湖沼が形成されたうち、大小30余りの湖沼群が五色沼と呼ばれています。名前の由来は沼の数というわけではなく、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質によってさまざまな色彩を見られることから「五色沼」という名前がつきました。

訪れた季節や時間帯によって異なる表情を覗かせる五色沼の風景は、何度見ても新鮮。多くの人が魅了され、リピーターが後を絶たない人気スポットになっています。

五色沼を満喫するならトレッキングがおすすめ

神秘の湖沼「五色沼」!歩いて分かった人気の秘密と120%楽しむための観光情報
(画像=『あそびのノート』より引用)

五色沼を満喫するなら、各地に点在する沼を気軽に歩いて周れるトレッキングがおすすめ。木漏れ日が差し込む中、鳥の声を聞きながら湖畔を散策する時間は格別です。

コースは、一本道の「自然探勝路」が王道コース。全長は4kmほどで、1時間30分くらいあれば、コース内にある9つの沼(毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、竜沼、弁天沼、るり沼、青沼、柳沼、母沼)を見て回れます。

今回の執筆にあたって同じコースを歩いてきましたが、かかった時間は2時間30分ほど。

コースタイムが大幅に超過してしまったのは、すべての沼で写真撮影の時間を取り、時にはベンチに腰をかけてひと休みしていたからでしょう。

歩くペースがのんびりしている方や、ゆっくりと写真を撮りたい方は、所要時間を多めに見積もった方がいいかもしれません。

一般的なトレッキングコースと比べると、アップダウンが少なく平坦な道が多いので、健康な方であれば無理なく楽しめるはず。

実際に小さなお子様から年配者まで、あらゆる年代の方が気軽にチャレンジしていました。体力的に厳しそうな場合は、途中で引き返すのもありかと思います。

サンダルやハイヒールでは厳しいですが、履き慣れた運動靴があれば登山靴を用意しなくても大丈夫です。