20代の中途採用は30代に次いで多い

リクルートワークス研究所『中途採用実態調査(2018年上半期実績、2019年度見通し)』によると、2018年上半期の実績では、20代の中途採用は30代に次いで多く、58.1%の企業が10代・20代を採用しています。採用年齢層としては、大きいボリュームです。

中途採用は経験への期待が大きい

企業はなぜ、中途採用をするのでしょうか。厚生労働省『平成27年転職者実態調査の概況〔事業所調査〕』によると、管理的な仕事や専門的・技術的な仕事では「経験を活かし即戦力になるから」「専門知識・能力があるから」という理由が上位を占めます。

事務的な仕事、販売の仕事、サービスの仕事、生産その他の仕事では、トップの採用理由は「離職者の補充のため」です。しかし、それに次いで多いのが「経験を活かし即戦力になるから」「職場への適応力があるから」。欠員が出た場合の補充としても、転職者へ向けられる期待は、就業経験とそれを生かした職場適応・職場貢献であることがうかがえます。

スキルという武器を身につけて、満を持してキャリアチェンジ

ここまで見てきたことをまとめると、20代で転職に成功するためには、次の2点がポイントと言えそうです。

①即戦力として通用する能力とスキルを身につけておくこと
②より直接的なルートを通じて、転職先の正確な情報を入手すること

未経験分野にチャレンジする場合、新卒と同様、白紙からの再スタートを目指すと、採用されてからつまずく可能性が高いのではないでしょうか。現在の職場でスキルを磨き、未経験分野でもその「武器」を生かせる業種やポジションを狙った方がよさそうです。自分の武器の生かし方を考えれば、転職先の検討も、より詳細かつ具体的に行うことができるでしょう。

文・菊池とおこ/DAILY ANDS

【こちらの記事もおすすめ】
年収400万円以上稼ぐ女がしている3つのこと
性格別!年収アップ方法とは?
自分ブランドを作るために大切なこと
クセのある上司への「的確な」対処法とは
給付金がもらえる人気の資格6選