子どもの車内放置は危険がいっぱい
近所・数分というところで気の緩みが出がちな車内放置ですが、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が実施したテストでは、気温が35度の状況で車の窓を閉めてエンジンを停止すると、15分で暑さ指数が「危険」に達することが報告されています。
また、同じくJAFのテストによると最高気温が約27度の比較的過ごしやすい気候でも、日が射すと車内温度は約48度、ダッシュボードは65度を超える高温となるようです。乳幼児は体温調節機能が未発達のため、特に注意が必要です。
車内 例え数分のつもりで子供を車内に放置した場合でも、予期せぬトラブルで子供がそのまま車に閉じ込められてしまうケースもあります。「子ども(2歳)が車の中から鍵を閉めてしまい、車内に20分間閉じ込められた。救出後の体温は39度台で多量の汗をかいていた。」という事故事例も消費者庁に届いています。(「子ども安全メール from 消費者庁」Vol.524による)
車内放置は、熱中症のリスク以外にも車が事故に巻き込まれたり、不審者に連れ去られたりと様々な危険性をはらんでいます。
小さな子を持つママの意見は?
小さな子どもを持つ女性に意見を聞いてみました。
「確かに小さい子供を連れて、用事を済ませるのが大変なのはわかります。チャイルドシードの乗降も大変ですし、寝ていればなおさらそのままにしておきたくなります。けれど、やはり子供のことが心配で何が起きるかわからないので絶対に車内放置はしないです。細切れの30分だったとしても考えられないです」(30代・1歳の子どもを持つ女性)
「毎年、車内での熱中症の事故が報道されているなかで、車内放置をしようとは到底思えない」(30代・5歳の子どもを持つ女性)
たとえ何分であっても気温が何度であっても、またエアコンや空調機能を効かせていたとしても、閉ざされた空間に子供を放置するのは危険です。
今回の件に関して滝川側からコメントは出ていないため、事情や車内環境は分かりませんが、基本的に子どもの車内放置は絶対にしてはいけない、と一人一人が気をひきしめることを望みます。
※【調査概要】 調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30~49歳女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。 調査期間:2021年6月26日 有効回答者数:30~49歳女性200人
<文/瀧戸詠未> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 瀧戸詠未 ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。
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