閉所恐怖症にとっては恐怖のMRI検査
実は私…閉所恐怖症なので、MRI検査が怖くて気絶しそうなぐらいイヤでイヤで。でも検査しない訳にはいかないし、事前にちゃぶ台の下に仰向けでもぐって、圧迫感に慣れるために毎日泣きながら自主練をしたんです。
そのかいあって何とか無事に検査を終えたのですが、閉所の恐怖から解放されたとたんに、今度は検査結果が怖くなってきて。
そして、MRIの結果を美人女医さんに見せてもらいながら「卵巣に不審な影が写ってますね。もしかしたら卵巣ガンかもしれません」と言われたんです…。
最初、あれ、聞き違いかな?と思いました。だって私、どこも痛くないし、めちゃくちゃ元気なのにガンて!?そんな事あるの?と。
さらに「卵巣は取り出して調べてみないとガンかどうか分からないので手術ですね。ついでに子宮筋腫も取りましょう」と言われて冷や汗が止まりません。
だって、今まで区の健康診断で悪い数値一つも出た事ないんですよ?病気とは無縁で、入院も手術した事もないのに、どういう事?ていうか、健診で引っかかったら詳しい検査をすりゃいいんだって思っていたんですよね、ずっと…。
そうです、今まで健康な事にあぐらをかいて定期的に婦人科検診を受けていなかったんですよ。もしちゃんと受けていたら、こんな事になる前にどうにかできていたかもしれない。今までいい加減に生きてきたシワ寄せが今来たんだなと思いました。
間違いなく私にとって一番のピンチ!生まれてから一番深刻な瞬間。
本当に、病気になってから後悔しても遅いんですよね。
落ち着かせてくれた医師の言葉
そんな事を考えて落ち込んでいたら、美人女医さんが「それにしても、鈴木さんはちゃんと自分で気がついて病院に来て本当にエラい、お腹が硬いぐらいじゃ放置する人がほとんどですよ」と褒めてくれたんです。
あまりの事に混乱状態だった私ですが、その言葉を聞いて「確かに私はラッキーなのかもしれない。とりあえず病気に気がつけて良かったし、放置していたらもっと悪化していたかもしれない」と、少しだけ正気を取り戻す事ができたんですよね。
ですがその後すぐに「もし卵巣ガンで、周りに転移していた場合、手術より先に化学治療しないといけないので再びCTで検査ですね。とりあえず手術できる身体が調べましょう」と美人女医さん。
「えええー転移って!あぁ、私、いったいどうなっちゃうんだろう?」
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―鈴木詩子の「子宮筋腫・卵巣膿腫」経験ノート―
<文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 鈴木詩子 漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
提供・女子SPA!
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