今までたくさんの芸能人や有名人の直筆が注目されてきましたが、最近Twitterで特に話題になっていた直筆が、歌手のCoccoさんのメッセージ。
「最近はイジメや鬱の経験を告白すると 大半の人に赦(ゆる)され、応援される時代になった。 でもそれは告白するか否かを問わず 生きる上でもはや皆が抱えている問題だとも思う」
から始まる6月7日に自身のTwitterで投稿された直筆は、胸に響く歌を歌うCoccoさんだからこそ書ける、慈愛に満ちたメッセージとともに、アートのような個性的な筆跡も相まって、「胸に刺さった」という声がSNS上に溢れました。
そこで今回はメッセージの内容を見ながら、Coccoさんの筆跡から心理や性格を分析してみました。
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生きづらさを「許す」メッセージに共感多数
こちらがCoccoさんのTwitterで上がった直筆メッセージ。生きづらさを感じて落ちてしまう瞬間について、Coccoさんの言葉でつづっています。
「ふいに穴に落ちてしまうような感覚でストンッ。 その時にあ、もうだめだって気づいて、そう言えたらラッキー。 大丈夫だって自分を奮い立たせることにすっかり慣れちゃったけど、 『あ、もうだめだ』って、独り言でも、そう言えたらまた戻ってこられる気がする」 「皆それぞれどうにか自分で戻るしかない」
というCoccoの言葉に、「強いのも弱いのも全部自分。繰り返し読みます」、「手紙読んで引っ掛かってたものがわかったよ。いつもありがとう」と、気づきをくれたことや自身の今の状態から抜け出すヒントになったと、感謝の声が多く上がっていました。
Coccoさんのメッセージで最も強く感じるのは「許し」。特に「あとはもう誰のせいでもなくてたぶんきっと生命力の問題。落ちてしまった人もそれを見ている人もどちらも自分を責めないで」という言葉は、生きづらさを抱える当事者と、それをサポートする、またはしたいと思っている人両方をいたわっています。
コロナ禍という新しいスタイルを受け入れなければならない混沌(こんとん)とした時代を生きる人々にはもちろん、私たちが日々感じているさまざまな“しんどさ”に対して、「それでいいじゃん」と許してくれるやさしさがあります。
アーティスティックな筆跡にマイペースさが表れている
Coccoさんの筆跡にも、マイペースさが表れています。字と字の間隔が広く、ポンポンと字を一つ一つ丁寧に置くように書いていて、自分の楽なペースで物事を進めているのが感じられます。
また、字自体もハネが弱く、学校で「こう書きなさい」と習った字というよりも、感性のままに自由に筆を走らせたようなアーティスティックな筆跡。型にはめずに心のままに生きようとする気持ちが字に表れているようです。