お笑いタレントの藤井隆が、4月21日に放送された『あちこちオードリー春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京)に出演し、“別人格”のマシュー南について、あれは「私でした!」とぶっちゃけ、大きな話題になりました。

“マシューは別人格”を貫いていたワケを激白

 マシュー南とは、2001年から2006年まで放送されていた『Matthew’s Best Hit TV』(テレビ朝日系)の司会を努めていた、Matthew・G(弦也)・南。チェリストである日本人の父と、元伯爵家令嬢であるイギリス人の母との間にイギリスで生まれた、という設定で当時大ブレイクしました。

『あちこちオードリー』では、藤井隆の年表に「2001年 28歳 マシュー南で大ブレイク!」と書かれており、藤井はとっさに「あの頃は、よく似てるとか言われました」と、あくまでマシュー南は別人格だということを説明。しかし、途中から「このくだりが一番恥ずかしいんです」「本当は解放されたい」などと一転、スタジオは爆笑に包まれました。

 藤井は当時、若いアイドルなどが番組内で「藤井さん」と呼んでしまった場合、それがどんなにいいシーンでもカットしていた歴史があったから、ここまで別人格にこだわってきたなどと語ったものの、突然吹っ切れたように「いいやもう!」「今日を境に、私でした!」と、マシュー南は自分だったとぶっちゃけたのです。

番組オンエア後に「マシューはマシューだから」

また、プロデューサーである佐久間宣行氏が自身のツイッターで、「藤井隆さんのマシュー南宣言w #あちこちオードリー」と投稿すると、藤井隆の公式ツイッターが「ハーイ!ノブロック!はじめまして。マシュー南です」「彼がなんと言おうとマシューはマシューだから」などと写真付きでリプライ。

 SNSでのマシュー南の登場に、「マシュー懐かしい!」「大好きでした」「新マシューが見たい」などと大きな反響が寄せられました。

 藤井隆とマシュー南のように、芸能界では別人格設定のキャラクターがたくさん存在します。

南キャン山里亮太 『スッキリ』天の声は“親友”

朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)で「お~はようございま~す!」の挨拶でおなじみ、「天の声」の“親友設定”である、南海キャンディーズの山里亮太。

 山里は自身のラジオ番組などでも、親友である「天の声」の見守りのために毎朝『スッキリ』の収録現場に行っている、と日頃から親友設定を貫いています。しかし、4月21日放送の『スッキリ』に、元アンジュルムの和田彩花がゲスト出演した際、天の声の設定がブレぎみだったと話題になりました。

 山里亮太の妻、女優・蒼井優がアンジュルムの熱烈なファンであり、「アンジュルム婚」という言葉が誕生するほど、山里亮太夫妻と関係が深い和田彩花。

『スッキリ』では和田が「グループ時代には山ちゃんには結構お世話になりました」と、天の声との親友設定を完全に無視して山里に話しかけました。山里は、「あ、僕の親友のね…」とすかさずフォローするものの、「蒼井さん元気ですか」「よろしくお伝えください」などと、和田は設定を無視しつづけて、山里はタジタジに…。スタジオは笑いに包まれました。

『JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)では「深夜の天の声」といった、爽やかな朝の番組では決して言えない不平不満を叫ぶというかなりブラックなコーナーも行っている山里。“親友”に迷惑がかからなければいいのですが…。