コロナ禍で社会全体が大きく変化した昨今、メイク事情にも変化が起きました。マスクが当たり前になり、最初は「マスクから出るところだけメイクすればいいなら楽かも」なんて思っていた筆者も、マスクによる肌荒れや化粧くずれなど新たな問題に気づくようになりました。

そんな中、日本インフォメーション株式会社は23~59歳の有職女性873名を対象に、「働く女性のメイク・スキンケア事情」についてコロナ流行前後での違いを調査。最近のメイク、みんなはどうしてるの? ということで、さっそく調査結果を見てみましょう。

テレワーク中にフルメイクする人は2割

 コロナ禍によって多くの企業で導入されたテレワーク。新しい働き方をするうえで、メイクはどうしているのでしょうか。

テレワークの日、フルメイクする人は2割。コロナで変わったメイク事情
(画像=日本インフォメーション(株)調べ、『女子SPA!』より引用)

回答者全体の中で、テレワーク実施者は全体で3割。そのうち、フルメイクの実施者は2割に留まりました。ほとんどメイクしない割合も半数以上。

 テレワーク実施者のうち「フルメイクをしている」と回答した人が最も多いのが20代(22.9%)、以降は年代が上がるにつれてフルメイク率が減る傾向にあります。ちなみに30代で最も多いのは、「一部分のみメイクをしている」で44.9%。

テレワーク時にフルメイクする理由としない理由

 次は、フルメイクをする理由についてです。メイクをしている人はどういった理由でメイクをしているのでしょうか。

テレワークの日、フルメイクする人は2割。コロナで変わったメイク事情
(画像=日本インフォメーション(株)調べ、『女子SPA!』より引用)

全体では「外出や人と会う可能性がある」が55.8%と最も多く、「仕事のスイッチを入れるため」39.5%、「ビデオ会議で顔を出す可能性があるため」34.9%と続きます。

 年代別の特徴としては、30代の8割が「外出や人と会う可能性がある」、40代の6割が「仕事のスイッチを入れるため」、20代の4割が「メイクするのが日課」と答えており、他の年代よりも相対的に多い傾向にあります。

テレワークの日、フルメイクする人は2割。コロナで変わったメイク事情
(画像=日本インフォメーション(株)調べ、『女子SPA!』より引用)

一方、フルメイクをしない理由は、全体では「面倒くさいから」が63.9%と最も多く、「誰にも対面で会わないから」42.1%、「肌を休ませたいから」37.6%と続きます。

 年代別の特徴としては、20代・30代で「肌を休ませたいから」がそれぞれ4割と第2位の理由として挙がっており、40代・50代では「誰にも対面で会わないから」がそれぞれ5割で第2位の理由となっています。