勉強しない子供に対して逆効果な叱り方
子供が勉強もせずに、だらだらと過ごしていると、つい叱りたくなります。
例にあげた言葉以外にも、
「いい加減、勉強しなさいよ!」
「何回言わせるの!」
このように、一方的で頭ごなしの叱り方。思春期で、ただでさえイライラしている子供に投げかけても、火に油を注ぐようなもの。
子供にしてみれば、親に自分を否定されたような気持ちになるのです。
こんなことが繰り返されると、思春期の子供は、親をさらに避けるようになり、親子関係は、負のスパイラルへと陥ってしまいます。
部屋にこもり、親を避ける子供に対して逆効果な叱り方
中高生ともなれば、スマホを持っていたり、自分専用のパソコンを持っている子供の割合も増えます。TwitterやInstagramのアカウントを持ち、SNS上での交流を楽しんでいる子供も多いでしょう。
いろいろな出会いやつながりを楽しんでいる様子を見るのは、親としては、嬉しい反面、いったい何をしているのか、ちゃんと勉強しているのか、不安になり、話を聞きたくなります。
しかし子供は、部屋から出て行くと、勉強したのかと、親がうるさく聞いてくる。親に学校のことなどをあれこれ質問されて、面倒くさい。親に叱られないように、あえてコミュニケーションを避けるようになります。
遊びに夢中になりすぎる、門限を破る子供に対して逆効果な叱り方
中高生ともなれば、行動範囲がぐっと広がり、遊びに出かけて、朝から晩まで帰ってこない。そんな時もあるでしょう。出かける前に、今日は、誰と、どこに行って、何時ごろに帰る。親としては、きちんと知っておきたいことですが、子供の捉え方は、違います。
「いちいち聞かれたくない」
「監視されているようだ」
「ほうっておいてほしい」
毎回毎回、自分の行動に口出しをされて嫌気が差し、親に対して、イライラとした気持ちを抱くようなのです。
親として、安心、安全のために聞いていることなのに、子供をいらつかせる、という逆効果になっているのです。
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思春期の子供が納得する叱り方はこれ
思春期の子供が、親の言うことを素直に聞き入れるには、叱り方に工夫が必要です。
いろいろ試してみて、自分の子供にぴったり合うような叱り方を、見つけ出していきましょう。
効果的な叱り方をご紹介していきます。
頭ごなしに叱らない
子供の言い分を聞かずに、親が一方的に叱ってしまうと、反発しか招きません。
さらに、それが続くと、子供は親に対して、心を閉ざしてしまうようになります。こうなると、親子関係がぎくしゃくしてしまい、深刻な状況になる可能性があります。
子供に対して、腹が立ったならば、叱る前に、ひと呼吸おき、子供に話を聞いてみましょう。勉強に集中していなかったり、子供もイライラしているのならば、もしかしたら、親に話していない悩みがあるのかもしれません。
まずは、子供の話を聞く姿勢を持ち、その上で、「こうした方がいいんじゃない?」と、親が冷静に話すと、思春期の子供でも納得して、言うことを聞き入れてくれるようになるはずです。
責め立てるような口調を止める
「○○しなさい!」
「何してるの!」
このような叱り方は、思春期の子供には、逆効果にしかならないことが分かりました。
子供を責める叱り方を止めて、表現を工夫してみましょう。
例えば、テスト前なのに勉強しない子供に向かっては
「勉強しないと、授業について行けなくなるよね。どうしたらいいか、自分で考えてみて」
「お母さんは、何も言わないから。勉強するかしないかは、あなたに任せるよ」
きつい言葉を使いたくなりますが、それをぐっと我慢して、子供の自主性に任せる、自立を促すような表現に変えてみることをおすすめします。
思春期の子供が、すぐに変わることはないかもしれません。
このような声がけを続けることによって、親の変化を知り、自分も変わろう、という気持ちをうみ出させるのです。
机に向かっている子供に気づいたり、テストの点がいつもより上がったら、しっかりほめてあげましょう。
親自身の体験を交えて叱る
一方的な叱り方では、思春期の子供の心を動かすことは難しいですが、親自身の体験を交えた叱り方をすれば、子供の心に届きやすくなります。
例えば、親自身もよく勉強しなさいと叱られたという、嫌な経験があるならば
「お母さんと同じ思いをさせたくないから、叱らないよ。自分から、きちんと勉強できる?」
また子供が門限を破ったときには
「お母さんも、門限がきても、自分だけ先に帰るなんて、できなくって、よく怒られたわ。けど、遅いと本当に心配だから、守ってよ」
と、自覚を促すような表現を使うと効果的です。
親の意外な一面を知ることにより、親の思いが、子供の心にすっと入るようになります。
言い過ぎたら、謝る
きつい叱り方はいけないと分かっていたとしても、つい感情的になり、きつく子供を叱ってしまうことがあるでしょう。
子供との仲が険悪なものになり、しばらく口をきいてくれない、という事態に陥ることも考えられます。
言い過ぎたと思ったら、親のほうから謝ることが大切です。
子供は、自分が勉強していなかったから、ゲームばかりしていたからなど、怒られる理由は自覚しているのですが、親が感情的に怒ることに、腹を立てていることがあるのです。
親が謝ることで、子供は、素直に親の言うことを聞き入れることができ、気持ちがすっきりとします。
そして、思春期の子供も、謝ることの大切さを知り、自分が謝らなければいけないようなとき、素直に謝ることができるようになります。
試行錯誤しながら、納得のいく叱り方を見つけるために
強い口調、言葉を使うことで、子供を叱ってきたのならば、これを機に、親が変わらなくてはいけません。思春期の子供の心には、すでに親への不信感が芽生えているかもしれません。
親の叱り方が変わってきたことに子供が気づけば、きっと心を開くはずです。
あなたの子供は思った以上に大人へと成長していて、自分なりの考えを持っているものです。
親が不満に思うことがあれば、一方的に叱るのではなく、子供が何を考えているのかを、しっかりと聞き、一緒に考えながら、親子間のコミュニケーションを増やしていきましょう。
そういう時間を増やしていくと、どんな叱り方が、思春期の子供にベストなのか、だんだんと分かってくるはずです。
問題が起こるたびに、試行錯誤しながら、子供が納得のいく叱り方を探していくことが大切です。
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