思春期の子供に上手な叱り方ができていますか?
あなたは普段、どんなことで子供を叱りますか?
学校の成績が悪かったり、テスト前なのに遊びに出かけたり、スマホやゲームに夢中になりすぎていたり。あげていけば、きりがないですね。
例えば、テスト前なのに、ソファに寝転がってスマホを長時間いじっている子供に対して、
「スマホばっかりいじってないで、勉強しなさいよ!」
「今度、成績悪かったら、塾に行かせるからね!」
と言うと、
「うるさい!」
「ほっといてくれ!」
とキレられたり、
「うざいなぁ」
と言って、自分の部屋に帰るでしょうが、勉強を始めることはないかもしれません。
また、逆に部屋に閉じこもられても、いったい何をしているのかが気になります。ちゃんと勉強をしているのか。また散らかっている部屋をちゃんと整理整頓しているのかなど、確かめたくなります。
「スマホばっかりしてない?」
「ちゃんと宿題してるの?」
「部屋、片付けてよね!」
と、声を掛けると、
「入ってくるな!!」
「用事ないから、来ないで!」
ママ、ママと言ってくれていたころには、想像もできなかったような言葉を返してきます。
部屋に入ろうとしようものなら、ドアが開かないように、物を置かれていたり。
「ちっとも、聞いてくれないんだから!」と捨てぜりふを残して、部屋の前を立ち去った経験、ありませんか。
思春期の子供にどう接したらいいのか、本当に悩みます。
さらに、思春期ともなれば、休日は友達と出かけることも多くなるでしょう。楽しくて、帰りが遅くなり、門限を破ることもでてきます。
やっと帰ってきた子供に対して
「早く帰ってこないとダメでしょ!」
「いったいどんな友達と遊んでいるの!」
子供が帰ってきた途端、きつい言葉が口から出てしまいます。
しかし、子供から返ってくる言葉は、
「うるさいなぁ」
「ほっといて」
無視されることもあります。
思春期の子供は、親に干渉されたくないオーラ、全開です。
中高生といえども、思考が未熟で、間違うことも多い。だから、親の言うことを聞いてほしいと思っているのに、どうすれば子供に分かってもらえるのだろうか。
思春期の子供でも、納得してくれるような、上手な叱り方がないだろうか、と感じる親も多いでしょう。
思春期の子供に逆効果な叱り方って?
実は、上記で例にあげた親の言葉はすべて、思春期の子供の反発を招くだけの、NGワードなのです。このような言葉を子供にかけ続けていたら、親をますます疎ましく思うような、逆効果な叱り方なのです。
解説していきます。