日々の業務に追われる中で、定期的に「キャリアデザイン」について見直しをしている人はどれくらいいるのでしょう。考える上で大切なのは「外的キャリア」と「内的キャリア」のバランス。それぞれにどんな意味があるのでしょうか?
改めて見つめ直したいキャリアデザイン
女性にとって結婚や出産などのライフイベントは、環境が大きく変わるターニングポイント。また、結婚を考えていない人も20代後半に差し掛かると現在のキャリアを見つめ直す時間が増えていきます。つまり、キャリアアップを考える時期でもありながら、今後このままで良いものか、はたまた転職をするべきなのかというような悩みがつきない時期なのです。
そんなとき見つめ直したいのがキャリアデザインについてです。 キャリアデザインとは、将来の自分の理想を実現するためにどのような仕事や働き方が良いのかを考え、目標設定を行い、実現に向けて組み立てていくことを指します。アラサーになり、学生時代に描いていた理想と今の理想が変わってきたという人もたくさんいることでしょう。
今一度見つめ直したい今後の働き方。“キャリアデザイン”を設計するための方法をご紹介します。
「外的キャリア」と「内的キャリア」
キャリアは、「外的キャリア」と「内的キャリア」に分けることができます。この二つの面からバランスよく捉えることが今後の自分自身の「働きがい」に繋がってきます。
外的キャリア:経歴、職歴、地位などの「客観的な側面」のこと 内的キャリア:やりがい・価値・意義などの「主観的な側面」のこと
「外的キャリア」は客観的に外から見えるため、非常に分かりやすいものです。ですが「内的キャリア」は内側にあるので、人からアドバイスも貰いにくく、慌ただしい毎日に追われているうちに自分自身でもなにがやりがいなのか、なんのために仕事をしているのかがわからなくなってしまうという人も。 ですが、「内的キャリア」を決めることによって「外的キャリア」を決めたり、選択する際の基準ができるので非常に重要なものです。
「外的キャリア」だけで固めてしまうと、権力のある役職に就いていたりとしてもそこにやりがいや使命感、楽しさを感じることがなければ継続的にキャリアを作っていくことが難しくなります。