大切なものは家の中の安全な場所へ

豪雨被害ではお金が出ない保険も。自宅・実家の災害保険をチェックして
(画像=『女子SPA!』より引用)

保険はいざという時の財産は守ってくれますが、決して命を守ってくれるものではありません。しかし、地震と違って台風や大雨は数日前には気象庁が天気予報でリスクを教えてくれます。

 老人や身体の不自由な人など、避難するのが大変な環境の方であれば、危険が来る前にどこか安全なところに一時的に避難することによって、命を確実に守ることも考えていただきたいです。

 安全な場所にある親戚や友人知人の家に身を寄せるのもいいのですが、今や毎年、数回の避難が必要になったりもします。それを考えると、安全で気軽に過ごせるホテルや旅館などに身を寄せるのもいいかもしれません。

 特に土砂崩れの心配があったり、水害の可能性があるところに住んでいる方ならなおさらです。宿泊料はかかったとしても、命と安心が手にはいるのであれば安いものではないでしょうか?

 また、保険でお金はカバーされたとしても、大切な思い出の写真などや通帳などの重要書類、水に濡れると壊れてしまようなものは、出来るだけ家の中でも安全な場所へ。例えば1階よりも2階に保管する、いざという時にすぐに持ち出せるようにまとめておく、といった工夫も必要だと思います。

次回は保険料の値上げを避ける方法

 住宅にまつわる保険の話。次回も続けます。

 1年以内に最大30%の保険料の値上げがあるといわれています。ただし、賢く立ち回れば、その値上げを避ける方法もあります。

 また、被害を被った時にスムーズに保険金を受け取るために必要なこと。そんな住宅の保険にまつわる話を続けたいと思います。

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<文/佐藤治彦> 佐藤治彦 経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。著書に『年収300万~700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』、『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』、『しあわせとお金の距離について』『急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術』など多数 twitter:@SatoHaruhiko

提供・女子SPA!



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