本屋さんといえば、知的な人が集う落ち着いた場所……というイメージがありますよね。しかし、時には無理な要望やとんでもないクレームを書店員にぶつけてくるお客さんもいるようです。今回は、実際に書店員が出会った3人のお客さんの驚きのエピソードを紹介します。

うろ覚えの本を探しにきた女性

「本を探しているという女性。タイトルを尋ねると『忘れちゃったの。ほら、あの、有名な女の人が書いた本よ』。結局情報が少なすぎて検索できず、女性は『頼りにならないわね』と捨て台詞を残して去っていきました」(35歳女性)

お客さんが本を探していると聞くと、つい張り切ってしまうのが、書店員のサガ。でもせめて、タイトルのヒントぐらいはほしいですよね。

雑誌を全ページ写メろうとする女性

「料理雑誌をスマホで撮影している女性に『本の撮影は禁止しております』と声をかけたら『あと5ページだけだから』と続行。店長を呼んで強めに注意すると、『写真撮ってるだけでしょ』と逆ギレされました」(32歳女性)

未購入の本・雑誌の撮影は、たとえ1ページだけであっても、書店にとっては深刻な営業妨害。店によっては退店や画像の消去を求められる場合もあるそうです。