【中級編】あいづちを覚える

日本人が外国人と英語で会話していると、あいづちが「Yes」ばかりになってしまうか黙ってしまうことが多いが、これでは会話は弾みにくい。そこで、相手の話をきっちりと受けとめて、相手の気持ちが上向きになるような「あいづち」を覚えよう。「すばらしい」という意味の言葉には以下のような言葉がある。

Wonderful.
Excellent.
Good stuff.

その一方で、自分と考えが違うときには、はっきりと意思表示することも大事だ。
「私はそうは思いません」という意味では、下のような言い回しがある。

 I don't buy that.
 I don't think so.
 I don't accept(believe) that.

また「お気持ちは分かります。しかし~」と相手の意見に一定の理解を示した上で反論する形にすると、角が立たずに自分の意見を伝えることができる。

I know where you are coming from. But~
I know what you mean. But~

【上級編】西洋の格言を会話に織り交ぜる

外国人、特に西洋人とコミュニケーションを図るには、仕事以外の教養が非常に重要だ。日本人同士の関係だと、仕事の話だけしかしなくてもそれほど問題にはならないが、外国人と話すのにビジネスに関する話題しかない人間は「仕事以外の事柄に関心のない無教養な人」と判断され、肝心のビジネスにも良くない影響を及ぼす。

そこで上級編として会話に織り交ぜる西洋の格言をいくつか紹介する。

例えば、相手から「日頃どんな本をよんでいるのか」と尋ねられたとしよう。そんな場合には、ドイツの哲学者ショーペンハウアーの格言を用いて、ユーモアたっぷりにこう返してみてはどうだろうか。

“To buy books would be a good thing if we also could buy the time to read them.”
(時間も同時に買うことができるならば、本を買うことはいいことだ)

これなら日頃まったく本を読んでいないことの言い訳に使えるし、また自分が仕事で非常に忙しい人間だとさりげなくアピールすることもできる。

さて、あなた自身のお仕事で使えそうな英会話の作法は見つかっただろうか。

英語で相手にしっかりと応対するのはとても敷居が高いというイメージがある。しかし、前もって決まった言い回しを覚えておくだけで、心の余裕ができるとともに、相手にも好印象を与えることができる。

英会話力が高いことに越したことはないが、会話の最大の目的は相手と良好な関係を構築することだ。そのためには、表面的な英会話のテクニック習得に走るのではなく、あなた自身の個性をはっきりと表し、自分の意見を伝えようとする熱意を示すことが大切だ。

結局は心のこもらない流暢な英語よりも、たどたどしいながらも魂のこもった少ない言葉のほうが、あなたのビジネスを成功に導くことだろう。

文・五十路満(ライター)/ZUU online

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