「マイナビ・日経 2020年卒大学生就職企業人気ランキング」文系14位の家具・インテリアメーカー「ニトリ」。ヒット商品も多く、店舗を訪れたことのある方も多いでしょう。多くの大学生が勤めたいと思う企業の年収はいくらなのか、最新の有価証券報告書から従業員の年間給与を紹介します。

有価証券報告書とは?

日本証券業協会によれば、有価証券報告書とは「会社の概況から事業や設備の状況、財務状況まで多岐にわたる情報が盛り込まれている報告書のこと」とあります。子会社を保有している企業の場合、連結決算と単体決算に分けて利益等が表示されています。単体はその企業のみの損失や利益等の数字、連結は子会社や関連会社も含めた数字です。

子会社の経営状況は少なからず親会社に影響しますので、現在は日本を含め世界的に連結決算の数字が重要視されています。就職や転職の際は、企業を知るために有価証券報告書には必ず目を通しておきましょう。有価証券報告書は、企業の事業内容はもちろん、中長期経営計画や将来的なリスクと成長性に関係する情報も記載されています。応募企業の選定に利用するほか、面接宅策としても使えます。

ニトリの平均年間給与は約855万円

持ち株会社であるニトリホールディングスの平均年間給与は855万1,000円です。また、平均年齢は42.3歳で平均勤続年数は9.4年であることが分かります。(2019年2月20日現在における提出会社単体の数字)子会社を含めた連結ベースで売上高を見てみると、2014年度は約4,173億円でした。しかし、2018年度は約6,081億円と順調に推移しています。今期で32期連続の増収増益を達成、順調に業績を伸ばしている企業であることが分かる数字です。