感染者数が日に日に増えてきています。
感染症対策をいまいちど徹底しなくては…と調べなおしている方も多いのではないでしょうか?
今回は、ウイルスを家に持ち込まないための予防方法と、新型コロナウィルス(COVID-19)にかかってしまったと思ったときの対策について、ご紹介していきます。
コロナかも?!と思ったら
自分や家族にコロナウィルスの感染症状が出てきたら、どうしたらよいのでしょうか?
•すぐに保健所に相談したほうがいい場合
以下のいずれかに該当する場合、すぐに保健所に相談しましょう。
すぐ保健所に相談する
1.息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱、味覚障害のいずれかがある場合
2.重篤化する可能性がある人で、発熱や咳など比較的軽い風邪の症状がある場合
※重篤化する可能性がある人…妊娠している人、高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患がある人、透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤を用いている人
•発熱や咳など(軽い風邪の症状)が続いている場合
次に、症状が長く続いていたり、熱が下がらない場合は保健所に相談します。
症状が続いている場合相談する
1.風邪の症状や、37.5℃以上の発熱が4日以上続いている場合
2.症状が強いと感じる場合、解熱剤などを飲み続けなければ症状が改善しない場合
•風邪の症状が出たら、外出を控える
また、風邪の症状(発熱・咳・くしゃみなど)があるときは、できるだけ会社や学校を休み、外出を控え自宅療養をしましょう。
37.5℃以上の熱がある場合は、まずは体温を測定して記録しておきます。
むやみに病院に行くことによって、本当はただの風邪だったのに、同じく受診をしに来ていた人から感染をしてしまう…という可能性もあります。
まずは、かかりつけ医に電話相談をしましょう。
•どこに連絡したらいい?
微熱・軽い咳が出ていて不安に思う場合は、新型コロナに係る厚生労働省電話相談(コールセンター)に電話相談ができます。
フリーダイヤルで、午前9時~午後9時まで窓口があいています。
•風邪?の症状がなくなった!どのくらいで出勤・通学していい?
日本産業衛生学会による「発熱や風邪症状を認めるものの職場復帰の目安」では、次の2点両方の条件を満たすこと、としています。
1.発症後に少なくとも7日が経過している(発症日を0日として7日間のこと)
2.薬剤を使用していない状態で、熱が下がったり、症状がなくなってから少なくとも3日が経過している(熱が下がったり症状がなくなった日を0日として、そこから3日が経っていること)
症状がなくなったからすぐに職場復帰や通学をするのではなく、上記の日数で様子を見てから復帰するようにしましょう。
また、症状が再発するなど体調が変化することもあります。また熱が出てきたり、だるい、息苦しい、という症状があったらすぐに帰宅するようにしましょう。
新型コロナ検査の結果、陽性反応が出たらどうなる?
検査の結果、陽性反応がでたらどうなるのでしょうか?
症状があった場合は入院して治療をうけることになりますが、この新型コロナウィルスそのものに効く抗ウィルス薬やワクチンはまだ確立していません。
そのため、入院することになっても症状緩和のための治療を受けることになります。
症状緩和のための治療とは、
・風邪のように発熱・咳などの症状が出ている場合:解熱剤、鎮咳(咳止め)、点滴など
・悪化してしまい肺炎を起こした場合:酸素投与や人工呼吸など
症状により対策が変わっています。
また、入院の対象者は重症化しやすい人を主に対象としており、
・65歳以上
・呼吸器疾患を有する
・臓器等の機能低下が認められる
・免疫低下が認められる
・妊婦
・重度、中等症状の患者
・医師や都道府県知事が「入院させる必要がある」と認める者
・感染拡大防止のための事項を守ることに同意をしない者
となっています。
これら以外の場合、自宅療養をする場合や、ホテル等での宿泊療養をすることになっています。
2020年12月以降、東京都は医療提供体制がひっ迫しているため、70歳未満で基礎疾患がない場合は宿泊施設での療養を検討していくとしています。
※入院や隔離生活に入る際に持っておくと便利なもののリストを後述しているのでそちらもご確認ください。
中国では、2月11日までに感染が確認された4400人のうち、息苦しさなどがない「軽症」が80%以上、肺炎や呼吸困難になる「重症例」は20%未満とされています。
日本では酸素飽和度により重症/中等症状/軽症などを分けているとされており、いくら高熱が続いていたとしても酸素飽和度が低くならなければ「軽症」として自宅療養になる場合もあります。
高齢者や、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など)を有する場合は肺炎になりやすいため、注意が必要です。
•病院では何を聞かれる?
保健所や病院によるかもしれませんが、おおよそ下記の確認があるようです。
・発熱、咳症状の有無
・基礎疾患の有無、妊娠の有無
・発症前2週間の行動歴
・同居者、接触者の有無
診察を受けているときに思い出すのはなかなか難しいものです。
明日罹患して病院に行くかもしれない、と思って、日ごろから行動歴をつけておくと便利です。
家を出る前に熱を測り、直近2週間の行動をまとめてから診察にいくようにしましょう。
•陽性反応が出たら仕事はどうなる?
では、陽性反応が出たときに仕事はどうしたらいいでしょうか?
まず、職場に確定の連絡をしましょう。
診断で新型コロナウイルス感染症の陽性が確定したら、保健所の指示に従います。法的入院か、就業制限などの説明があります。
あわせて、職場に連絡を入れます。
新型コロナウイルスは「指定感染症」として定められたため、治癒するまでは就業できません。
感染が確認された場合は「感染症法」に基づいて、都道府県知事から就業制限や入院勧告がなされます。
まずは安静に、治療に専念しましょう。
また、例えば陽性反応が出たものの、症状が軽く、在宅勤務で仕事ができる場合はどうでしょうか。
この場合は自宅待機中に在宅で仕事をすることが可能なので、業務をしてる分の賃金は通常通り受けとれます。
•治った!と判断されるタイミングは?
発熱や咳の症状がなくなり、鼻・気管からウィルスが検出できなくなったら、治癒したと判断されます。
症状緩和をする目的の治療(対症療法)を受けることで、その間に体内でウィルスに対する抗体が作られるようになりウィルスが排除されて治癒に至る、と考えられています。
原則として、国が定める基準を満たさないと完治したとされません。PCR検査による陰性確認が必須になります。
重症であっても、軽症で宿泊施設もしくは自宅療養で会った場合でも、保健所の判断によって療養終わりが判断されます。
日本産業衛生学会による「感染した従業員の職場復帰の目安」では、次の2点両方の条件を満たすこと、としています。
1.発症後に少なくとも14日が経過している
2.解熱剤などの薬剤を使用していない状態で熱が下がったり、呼吸器症状がなくなってから、少なくとも3日が経過している(熱が下がったり症状がなくなった日を0日として、そこから3日(72時間)が経っていること)
入院している人は、主治医からの指示を参考にします。
自宅療養であっても、原則は1週間程度の在宅勤務を経てから出社することが望ましいとされています。
保健所から自宅待機を求められる期間が過ぎたあとに職場の判断で「念のためあと〇日、自宅待機をしてください」と指示があった場合は会社都合になるため休業手当の支払いを受けることができます。
•濃厚接触者って、どんな人?
濃厚接触について、”濃厚接触者”の定義が変わりました。
現在、濃厚接触者の定義は下記です。
濃厚接触者とは、
・新型コロナウイルス感染症が疑われる者と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
・適切な感染予防無しに新型コロナウイルス感染症が疑われる患者を診察、看護、もしくは介護していた者
・新型コロナウイルス感染症が疑われる者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
・その他:手で触れることまたは対面で会話することが可能な距離(目安として1メートル以内)で、必要な感染予防なしで患者(確定例)と接触があった者(患者の症状やマスクの使用状況などから患者の感染性を総合的に判断する)
検査までの間、どう過ごしたらいい?
さて、子どもや家族に症状が出た場合、一番気になるのは症状が出た子どもや家族の体調。
次に気になるのは「他の家族にうつらないようにするにはどうしたらいいか?」ではないでしょうか。
看病をするときに気を付けたほうがいい点はあるのでしょうか?
家族に感染が疑われる・感染者がいる場合、注意するポイント
家族に新型コロナウィルスの感染が疑われる場合、以下の8点を注意しましょう。
•1)部屋をわける
症状が出ている人が療養する部屋と、他の家族がいる部屋をできるだけ分けます。窓があるなど、換気がしやすい個室にすることが望ましいとされています。
部屋を分けられない場合、2m以上の距離を保ったり、仕切り・カーテンの設置をしましょう。同じ部屋で寝るときは、頭の位置が互い違いになるようにして、各自の顔の距離が離れるようにします。
症状が出ている人は、人との接触を減らし、共有スペース(トイレやお風呂など)の利用をできるだけ最小限にし、換気を十分に行います。
換気の目安は1~2時間に1回、5~10分ほど窓をあけましょう。
食事や、睡眠もできるだけ別室にすることが理想です。
•2)お世話をする人は限られた人に
症状が出ている人のお世話は、できるだけ限られた人にします。
身の回りの世話が必要な場合、世話をする家族に感染する可能性があります。持病がある方、糖尿病の方、免疫が低下している方、妊娠中の方は、なるべくお世話を避けましょう。
•3)マスクをつける
できるだけ全員がマスクを着用するようにします。
使用したマスクの表面に触れないように気をつけて、他の部屋に持ち出さずに部屋の入口に置くか、すぐ捨てるようにします。ほかの部屋での着用を避けましょう。
マスクがないときや、マスクの使用が耐えられない場合は、ティッシュなどで口と鼻を覆うようにして咳やくしゃみをするようにしましょう。
はずす際にはゴムや紐をつまんで外し、マスクの表面には触らないようにします。
外した後は必ず石鹸で手洗いをしたり、アルコール手指消毒剤をして殺菌します。
•4)こまめに手洗いをする
ウイルスのついた手で目や鼻、口などを触ると、粘膜・結膜を通して感染することがあります。
石鹸で、20~30秒以上手を洗いましょう。
洗っていない手で目・鼻・口などを触らないようにします。アルコール消毒ができれば、行います。
また、罹患した人が使った服やタオル、シーツなどを選択したり、食器を下げたりするときは、できるだけビニール手袋をつけましょう。
•5)換気をする
症状が出ている人がいる部屋は定期的に換気をしましょう。共有スペース、ほかの部屋も換気をします。
可能であれば、2方向の窓を同時にあけ、空気が通り抜けるように換気をしましょう。
※換気については次の項目に補足をしています
冬場は寒いからと換気を控えがちですが、エアコンを空調モードにしたり、換気扇をまわしたりしてできるだけ空気がとどまらないようにしましょう。
•6)手が触れる共有部分を消毒する
症状が出ている人が別の部屋で寝起きして生活していても、トイレや洗面台、浴室は共有しますよね。
ウイルスはモノについてもしばらく生存するので、ドアノブや取っ手、鍵などにもウイルスがついている可能性はあります。
ドアの取っ手、ベッド柵などは、薄めた家庭用塩素系漂白剤(ハイターなど)で拭いたあとに水拭きしましょう。
トイレや洗面台は、家庭用洗剤ですすぎます。
タオルや食器、服などは共有しないようにしましょう。トイレや洗面所、キッチンなどで共用しないように分けておきましょう。
洗うときは通常の洗濯・洗浄で大丈夫ですし、ほかの家族のものと一緒に洗って大丈夫です。
•7)汚れた服、リネンを洗濯しましょう
汚れてしまった衣服、リネンを扱う際は、手袋・マスクをつけて、一般的な洗剤で洗って、完全に乾かします。
下痢の症状がでることがあり、糞便からウイルスが検出されることがあるようなので、汚れものの片づけをするときは注意してください。
入浴は家族が済ませた後、一番最後にすることがおすすめです。
•8)ゴミは密閉して捨てる
鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉してから持ち運び、捨てます。その後、せっけんで手を洗うこともお忘れなく。
看病をすると、濃厚接触(必要な感染予防をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1メートル程度)で15分以上の接触をすること ※下記)になりがちです。
看病をしている間に、自分や他の家族も感染…とならないよう、上記を留意してみてください。
事前に準備しておこう!自宅療養であると便利なものリスト
また、自分が罹患する場合もあるかもしれません。
事前にこれを準備しておくと安心、というものをリスト化しました。
◆日用品
他の家族への感染を防ぐため、消毒をすること、持ち出さないことが肝要になります。
・アルコール除菌スプレー
・塩素系漂白剤(ドアノブ等の殺菌に便利です)
・使い捨てのマスク(取り外すときは、外側を触らないように気をつける)
・使い捨てのビニール手袋
・ビニール袋(ごみ袋。ゴミは直接触らないことが大切です。鼻をかんだりくしゃみをしたティッシュはビニール袋に入れ、縛ってから部屋から持ち出す)
・ゴーグルや眼鏡(目の粘膜からの感染予防のため)
・せっけん、ハンドソープ(ごみを捨てたり、掃除をしたあとは、速やかにせっけんで手を洗いましょう)
また、日ごろストックを持っていると思いますが、トイレットペーパーやティッシュペーパー、生理用品などを少し余分にストックしておくと安心です。
◆食料品
自分が罹患したときにもサッと作ることができたり、子どもたちだけでも食べられるような準備をしておけると安心です。
また、大皿料理を取り分けるのは避けましょう。1人1皿で食べられるような料理がおすすめです。
・主食(お米やうどん、シリアルなどサッと食べられるもの)
・ゼリー状の栄養補助食品
・缶詰
・レトルト食品やインスタント食品、冷凍食品(レンジでチンしたら食べられるものや、カップラーメンなどお湯を入れたら食べられるもの)
・スポーツ飲料や経口補水液
・野菜ジュースなど(上記のようにサッと食べると野菜不足になりがちなので、あると便利です)
また、個包装になっているお菓子を買っておくと、おやつにもなって便利です。
◆登録しておくと便利なサービス
・ネット通販
・ネットスーパー
注文時に「玄関の前に置いておいてほしい」等を伝えておけば、配達員に移してしまう心配が減ります。
掃除箇所を減らすために、便利なグッズを用意しておくのもおすすめです。
たとえば、電気のスイッチや家電製品のボタンなどが押しやすくなる、鍵型のキーホルダーなども販売されています。
テレビのチャンネルなど家族のだれもが触りそうなものはラップでくるんで使用したり、ジップロックにいれて使うと、毎日交換すればいいだけなので消毒の手間が省けます。
一緒に住んでいるのですから完全に接触しないということはないかもしれませんが、完治するまでは、できるだけ接触を減らすよう気をつけましょう。
•換気のポイント
企業向けにまとめられているリーフレットから、自宅でも実践できそうな2つのポイントをご紹介します。
①部屋の空気がすべて外気と入れ替わるように、毎時2回以上(30分に1回以上、窓を全開にする)窓をあける。
②2方向の窓をあけ、空気の流れを作る。窓が1つしかない場合はドアを開ける。
上記の対策は、インフルエンザや風邪でも活用できるので覚えておきましょう。
まずは冷静に対処するよう心がけましょう。
事前に準備しておこう!入院・ホテル滞在であると便利なものリスト
コロナ罹患だけでなく、急なケガや病気に備えて、防災セットならぬ「入院セット」を作っておくと安心です。
・保険証
・病院の診察券
・お薬手帳
・体温計
・服
・パジャマ
・下着、靴下(少し多めに入れておきましょう)
・室内履き
・現金(1000円札にしておくと安心です)
・サコッシュ(トイレや売店に行くときなどベッドを離れるときに貴重品を入れると便利です。斜めがけができるので手も自由に使えます)
・ビニール袋(ごみをまとめたり、使用済みの服や下着をまとめておくのにも便利です。多めに持っていきましょう)
・タオル(バスタオル、フェイスタオルなど。有料で販売しているところもあるようです。できるだけ持っていくと安心です)
・使い捨てのマスク、ビニール手袋
・ティッシュペーパー
・ボールペン、メモ帳
•持っていくと便利な持ち物
ホテル療養になる場合、宿泊費、食費は無料ですが、日用品にかかる費用は有料となっているそうです。現金は持っていくようにしましょう。
衣服類は、10~14日間過ごせる量が目安のようです。圧縮袋にいれてコンパクトにしておくと持ち運びがしやすくなります。
タオル類は、100円ショップや無印良品に売っている「圧縮タオル」を活用するのもおすすめ。
個包装になっていて、水やお湯をかけるとタオルに戻ります。
100円ショップのものは、ちぎれにくいキッチンペーパーという感じなのですが、なによりかさばらないのし、汚れていなければ洗って絞って再利用もできます。
意外と、普段使いの日用品ほど忘れがちです。
コンタクトレンズや眼鏡、ひげそり、爪切り、綿棒や耳かき、櫛やドライヤー、化粧水、生理用品、携帯電話の充電器なども忘れずに。
ホテル療養時は洗濯ができないので、S字フックや、折りたためるハンガーを持っていると、簡単に服やタオルを洗って干せるのでおすすめしたいです。
また、ホテルにネットショッピングで商品を届けてもらう、ということはできません。デリバリー、宅配も禁止です。
食欲があるようであれば、個包装のお菓子など軽食を持っていってもいいかもしれません。お酒、たばこの持ち込みはできません。
入院時の手続きで印鑑が必要になることがあります。ホテルではあまり求められないようですが、念のため印鑑も準備しておくと安心かもしれません。
急な入院や宿泊では、自分で必要なものを取りに帰ったり、買いそろえられない場合もあります。
コロナ罹患で入院、宿泊療養になる場合、退所が認められるまで外出をすることができません。
ただでさえ手続きなどで慌ただしくなるのですし、事前に必要なものを揃えておくようにしましょう。
※東京都:保健所から入所する施設名の連絡を受けたら、以下のURLから施設別チェックリストに目を通しておくことをおすすめします。
罹患ケースQ&A
気になる疑問についてまとめてみました。
•潜伏期間はどのくらいある?
潜伏期間はどのくらいあるのでしょうか。
WHOによると、現時点で潜伏期間は1日~12.5日(多くは5~6日)とされています。
感染はしていないまでも感染者と接触した可能性がある人については、14日間健康状態を観察することが推奨されています。
•検査は保険適用で受けられる
PCR検査はいくらくらい払うことになるのか、気になりますね。
PCR検査は、渡航歴・接触歴などから都道府県が必要と判断した場合に検査が行われます。
検査費用については3月6日から公的保険の適用になりました。これにより保健所を通さずに検査ができるため、検査が受けられる場所が増えています。
※費用について:陰性結果の場合8万円の費用がかかるといった誤情報がSNS上で流れているので注意ください と厚生労働省から注意喚起がなされています。
•妊娠中に感染した場合、どのような影響がある?
一般的に、妊娠中に肺炎を起こした場合、妊娠していないときに比べて重症化する可能性があります。
妊娠中に感染した場合の胎児への影響は現在わかっていないところですが、妊娠初期・中期に流産・早産を来す可能性は高くないと考えられています。
また、母子健康手帳の交付時や、面談の時などに、再利用可能な布製マスクが配布される見通しです。
•コロナ感染を避けるため、産休前に休みに入れる?
上記のように、妊娠中のコロナ罹患は重症化する可能性がありますし、通勤や出勤が不安になる方も多いのではないでしょうか。
ワクチン接種についても、妊婦への治験はこれからとされています。予定よりも前に休みに入れたら入りたい、という方もいるのではないでしょうか。
コロナに拠らず、もともと法律で、母性健康管理の措置として妊産婦への時間外労働、休日労働、深夜残業、危険有害業務の就労制限などが定められています。
感染リスクを否定できない職場環境が不安な場合、まずは会社に相談してみることをおすすめします。
•有給休暇を使って休むように!と指示された…休業補償はもらえる?
有給休暇を従業員から申請すれば、年次有給休暇を取得して休むことができますが、会社はそれを強制することはできません。
もし「有給休暇を使って休むように」と言われたり、欠勤したら会社が勝手に有給を充てて消化した、という場合は法的に認められません。
新型コロナウイルスに感染した家族がいる従業員に対して、会社から「休んでください」など指示があった場合は、休業手当を受け取ることができます。
休業手当の請求は、正社員だけではなく、パート・アルバイトでも申請が可能です。
まずは予防から…「家にウイルスを持ち込まない」ためには?
感染者数が増えている東京都の感染経路を見てみると、どの年代でも最も多い感染経路は「同居」、つまり自宅で感染した人が多くなっています。
コロナウイルスの感染ルートになる接触感染は、感染者がくしゃみや咳をした手でモノに触るとウイルスがつき、未感染者がその部分に触れて手についたウイルスが口や目から体内に侵入します。
つまり、マスクも外して、食事もする、家の中は感染可能性、大!外からウイルスを持ち込まない対策が必要になるのです。
家にウイルスを持ち込まないためには、どうしたらいいのでしょうか?
•手洗い・うがい
外から帰ってきたら、必ず手洗い・うがいをしましょう。
いろんなところを触ってから手洗いをしても効果が薄くなってしまいますよね。帰ってきたらまずはなにより手洗いから!を心がけましょう。
厚生労働省では、新型コロナウイルスは、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんやハンドソープを使い10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせると発表しています。
手洗いは15秒以上!と思ってやってみてくださいね。
•手指消毒
スーパーマーケットやドラッグストアなど、お店の前に消毒液があることがほとんどになりましたね。
お店に入るときに消毒をしているように、家にはいってすぐに消毒をするのもおすすめです。
ドアノブや、トイレの水洗レバー、テレビのリモコンなど、1日の間に家族が触る場所はたくさんあります。家に帰ってきてすぐに消毒→手洗いをすると、安心です。
•洋服を着替える
外出から帰ってきたら、着ていたものを脱いで部屋着に着替えるのもおすすめです。
近くにいた人のくしゃみや咳によって、ウイルスが付着している可能性があります。
小さな子どもに至っては、手や指を口に入れてしまいがち。その手でお友達が服などを触っているかもしれません。
普通に洗濯をするだけでもウイルスの除去はできるそうなので、お外着と部屋着を着替えるようにするとリスクが減りそうです。
•除菌スプレー
消毒液を薄めたスプレーや、殺菌スプレーなども販売していますね。丸洗いしにくいランドセルやカバンなど、手が触れるものは除菌スプレーをかけるという予防もあります。
素材や生地によっては色落ちや変色をしてしまうので、気をつけてください。
筆者の家では、玄関にカバンを入れるカゴを置いて、そこから部屋の中に入れないようにしています。
•集団感染が確認されている状況を避ける
これまで集団感染が確認されている場所に共通している事項をできるだけ避けましょう。具体的には、
集団感染が確認された共通項
1.換気の悪い密閉空間
2.多くの人が密集している場所
3.至近距離(お互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話・発声がされる場所
この3点が同時に重なる場所を避けるよう、心がけましょう。
スポーツジムや、卓球クラブなど、共用の備品を複数人が使う環境でも集団感染が見られています。
やむをえずこの共通項がそろっている環境に行く場合には、こまめに手指を洗ったりアルコール消毒をしたり、マスク等をして咳エチケットにつとめましょう。
この点は、厚生労働省が発表している 新型コロナウィルス感染症対策専門家会議「新型コロナウィルス感染症対策の見解」にも記載されています。
※マスクが手に入らない場合、①ハンカチやタオルなどで口・鼻が覆えるものを代用する②布製マスクを使用する(つど洗剤で洗う)で代用することもできるとされています。
•情報収集:都道府県ごとにコロナ感染対策がまとめられているページを確認しておく
各都道府県で新型コロナ感染症対策についてまとめているサイトが随時オープンしています。例えば、東京都では新型コロナウィルス感染症対策サイトを設置して、感染動向を随時更新をしています。
とてもわかりやすいサイトなので、東京都にお住まいの方や通勤・通学をしている方は確認をしてみてください。対応方法をフローマップ(新型コロナウィルス感染症が心配なときに)にして公開しています。
まとめ
まずは予防を第一に。感染したかもしれないときの「対応方法」を考えておくことで、いざという時にも安心して過ごせますよ。
これから採用シーズンを迎えますが、今回の事柄によって、在宅業務(テレワーク制度/リモートワーク制度)の導入や一部在宅勤務を活用して輪番出勤にする企業も多く出てきました。
この機会こそ、本当にあなたが働きやすい会社や仕事を探すチャンスかもしれません。
感染症や災害があっても安定して収入を得るためには?仕事をする目的は?見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。
提供・しゅふJOBナビ
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