見どころ② 温泉に牧場、伊香保を満喫!
郊外の美術館といっても、伊香保という場所にあるのがポイントのひとつでもあります。建物の中からは雄大な山々の景色を切り取る形で眺めることができ、建築の良さもあいまってとても魅力的なロケーションになっています。
伊香保グリーン牧場や伊香保温泉にも近く、美術館を見た帰りに牧場でソフトクリームを食べたり、温泉に入ったり、と優雅な旅もできそうな立地です。ロープウェイで山頂まで登れるので、美術館から見る景色とはまた異なる雄大な風景を満喫するのもアリ!
瀬戸内芸術祭などで広く知られるようになった現代アート。JR上越線渋川駅から路線バスで15分と旅気分で楽しみたい人にも、コアな現代美術ファンにもおすすめの、いま訪れたい美術館です。
【3】埼玉県立近代美術館 (埼玉県さいたま市)
JR北浦和駅から徒歩5分、北浦和公園の中に位置する美術館。県立美術館なので個人美術館ほどに特別な個性があるわけではないのですが、ユニークな試みや企画展が魅力の美術館です。
見どころ① いつでも楽しい常設展
地域に密着した美術館ということで、大人から子どもまで、いつ来ても楽しいポイントがあるのが魅力です。中でも注目したいのは「今日座れるイス」「今日見られるイス」などの「イスの博物館」と称した展示の数々。
どこかで見たことのある有名なデザインのイスが館内のあちこちにあり、一部座れるようになっています。不定期で入れ替わるのがおもしろいですよね。写真右上は、マリリン・モンローの唇をイメージしてデザインされたソファです。
実は展示室内にあるベンチも著名な作品で、普段はちょっとひと休みするだけの美術館ベンチに注目できるのもポイントです。
常設展時の中には屋外展示コーナーもあり、公園の自然と一体化した彫刻作品や、写真スポットになりそうな野外アートもあります。公園の至るところに大きな作品があり、フィールドが広いのが特徴です。ふらりと訪れてもいろいろと楽しめるポイントがあり、これぞ地域の美術館!という見どころが随所にあります。
見どころ② 狙って行きたい企画展
さまざまなジャンルの企画展もここの魅力です。コレクション展では、美術館の成り立ちから今までの出来事を振り返りながらの作品展示や、絵画以外の作品も楽しめるような展示など、地味な印象を持たれがちな企画展がとても個性豊かに行われています。
2021年7月からは、ドイツの現代アートの巨匠であるヨーゼフ・ボイスと、その弟子パレルモに焦点を当てた展覧会が行われおり、ちょっと不可解だけどふとした気づきがあるような現代アートは見ものです。
あまり脚光を浴びることのない県立美術館ですが、ここはひとつひとつにとても手が込んでいて穴場的見どころがたくさんあります。都心からも比較的近いので、気軽に訪れてみることをおすすめします。
まとめ
この他にも、神奈川県の横須賀美術館や、箱根のポーラ美術館なども変わらずおすすめの関東近郊の美術館です。
日本では高度経済成長期の1980〜90年代に美術館建設ラッシュが起こり、各地に美術館が新設されました。それから約30年経って施設老朽化の時期を迎え、各地で改修工事が行われています。栃木県の宇都宮美術館や神奈川県の横浜美術館などが2021年現在リニューアルに向けて休館工事中。こちらも再オープンが楽しみですね。
程よく都心に近く、自然とアートを楽しめる関東の美術館、リニューアルのタイミングでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
提供・トリップノート
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