朝昼晩で決めるより、心身の声を聴いて飲む

──ではおいしい甘酒を手に入れたとして、いつ飲むのがオススメですか?

 「麹からつくる甘酒はアルコール0%ですので、基本的にはいつでもお飲みいただけますので、目的に合わせて飲んでいただければと思います。

 脳の目覚めやエネルギー補充をしたいときには朝、午前中に使ったエネルギー補填したいときにはお昼に、疲労回復やリラックスしたい時には就寝前に飲んでいただくと良いかと思います。

 また、スポーツなど身体を動かしたあとなどに、エネルギーチャージとしてお飲みいただくのもおすすめです。ただし、飲み過ぎには注意してくださいね」

──やみくもに“朝がいいよ”といった発想ではなく、心身が疲れを感じた時や、すっきりリフレッシュしたいと思うタイミングで飲むことが、甘酒を楽しむ秘訣なんでしょうね。

「そのまま飲む以外にも例えば、暑い夏に甘酒を飲みきれないなと思ったら、保存袋や容器に入れて、冷凍庫で凍らせてシャーベット状で食べてみてください。甘さもかなりおさえられ、すっきりと楽しめますよ!

 他には、冷凍フルーツと麹甘酒をミキサーに入れて撹拌した「甘酒スムージー」は朝食時にオススメです。コーヒーと麹甘酒を1:1で混ぜた『甘酒コーヒー』も意外と合うと思っています」

飲む点滴「甘酒」の失敗しない選び方。有名蔵元・朝日酒造に聞いてみた
(画像=『女子SPA!』より引用)

──甘酒コーヒー!これは疲れた時に絶対良さそうです。私は余った甘酒を唐揚げの下味に加えるのが気に入っています。甘酒の活用術は無限大かもしれません。今日はありがとうございました!

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 まだまだ残暑が続いています。夏バテ対策として甘酒が有効であることも確認できましたし、風味や甘さは商品によって違うこともわかりました。みなさん各自のお好みにあったおいしい甘酒で、ほっと一息、心身を癒やしてみてくださいね。

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<取材・文・写真/食文化研究家 スギ アカツキ> スギアカツキ 食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

提供・女子SPA!



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