ダーマン・エ・コー・パーク(Daman-e-Koh Park)
ダーマン・エ・コーは、イスラマバードの北方マーガラヒルズにあります。公園は広く、観光客だけでなく近隣住民も多く寛ぐ人気の公園です。展望台のあるView Pointまでの道のりには、サルをはじめちょっとした小動物が放し飼い(若しくは住み着いた?)されています。
公園の奥の方まで歩いていくと、View Pointがあります。
ここからは、イスラマバード全体のパノラマを眺めることができます。
先ほど、地上から巨大に見えていたファイサル・モスクもあんなに小さい!
モナル・イスラマバード(The Monal Islamabad)
そして、ダーマン・エ・コーから、更に車で山を上ること15分。イスラマバードで一番眺めのいいレストランがあります。場所、雰囲気、サービスもさながら、食事も美味しく値段も安く、昼夜問わず地元の人や観光客で賑わっています。
イスラマバードを眼下に一望できる、素晴らしい景色です。
パキスタン記念館(Pakistan Monument)
イスラマバードのランドマークであるパキスタン記念館は、イギリス(およびインド)からの独立時に犠牲となった人々への敬意を表し、またパキスタン人の団結を象徴するために建てられました。4枚の大きな花びらと、3枚の小さな花びらで構成され、大きな4つは主要な州を、小さな3つはパキスタンの3つの領土を表しています。
パキスタンの国名の由来は、パンジャブ州のP、アザド・カシミール州のA、カイバル州のK、シンド州のS、バロチスタンのTANから取られており、それぞれ民族も違えば言語も違いますが、それぞれの州が一丸となってパキスタンを支えて盛り上げて行こう!という思いがあります。
夕暮れや夜のライトアップが美しく、そのような思いに灯が点いているように感じられます。こちらのモニュメント以外にも、博物館やカフェなどがあります。
小さなモスクがあちこちに
宗教とともに生きるパキスタンの方々は、1日5回の礼拝を欠かしません。イスラム教を国教としている他国と同様、お祈りの時間になると街中のあちこちでアザーンが流れ、どこからともなく現れた男性たちが皆、黙々と近くのモスクへ向かいます。
観光客である私たちは、大きいモスクばかりに目が行きがちですが、街の小さなモスクもデザイン性に優れており、一見の価値ありです。ちょっとした集会所くらいの大きさではありますが、外観に凝ったものも多く、パキスタンのムスリムがどれだけ宗教を重んじているかを知ることのできる場所でもあります。
筆者はイスラム教を国教とする国々を数十か国訪ねましたが、パキスタンはその中でも深く敬虔なイスラム教徒が多い印象の国の一つです。
こちらは、お祈りの際に被るクフィです。持っていない方のため、また持ってくるのを忘れた人のためモスク入り口に大量に置いてあります。これを被らないと、モスクには入れません。尚、女性はこれを被っても中には入れません。
やっぱりカレーは美味しい!
元々は同じインドだったパキスタンは、インド同様にカレーの美味しい国です。店前にあるこのような大きな鉄鍋で大胆に調理されるカレーは、街行く人の目も誘います。
筆者の個人的な感想としては、マトンカレーが非常に美味で、癖になる旨味でした。
パキスタン名物!デコトラ
街から出て高速へ乗ると、よく見られるのがデコトラです。パキスタンの大型トラックは、ほとんどがデコレーションされています。無骨で威圧感のある大型トラックをカラフルにデコレーションすることで、道行く人々の目を楽しませたいとの思いがあるそうですよ。
ぜひ、郊外のガンダーラ遺跡などへ行く際にチェックしてみてください。
イスラマバードへの行き方
2021年8月現在、日本からイスラマバードまでの直行便はありませんので、東南アジアや中東を経由して行きます。
さいごに
パキスタンと聞くと少し危険なイメージを持たれるかもしれませんが、実際には人々は穏やかで親切。首都イスラマバードでも危険を感じることはありません。
インダス文明を輩出したパキスタンは、それをあまり派手にアナウンスこそしませんが、ガンダーラをはじめ、ハラッパ、モヘンジョダロなど、古代の錚々たる遺跡が点在していますので、是非、旅の計画の候補にあげてみてください。
提供・トリップノート
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