謎の誘い文句「コロナだから、なんもしないって!」

「それに意味が分からないのが、『コロナだから、なんもしないって! だからホテル行こう』『俺も感染怖いし』と誘ってきたナンパの人もいて。 『だったら、ナンパなんかしないで家にこもってれば良くない?』と言ったら、しょんぼりして離れていきました。

 あとは、声をかけられたから立ち止まって話を聞いていたら、ずっと2メートルくらい離れて飲みに誘ってくる人もいたり。その人は二重にマスクしてるし、声も聞き取りづらいし、もう何がしたいの! って。むしろ、そこまでしてナンパする理由がめちゃくちゃ気になります」

『女子SPA!』より引用
(画像=『女子SPA!』より引用)

2メートルの距離を空けてのナンパ……! なにか執念すらにじみ出ているような気さえします。ちょっと実際にその光景を見てみたい。はたから見ている分には、クスっと笑えそう。

 コロナ禍で人ごみを避けたい、リスクを避けたいという気持ちは分かりますが、仲渡さんいわく、「男性にとって都合よく面倒な“手間”を省略しているように見える」とのこと。

「大抵のナンパって、下心ありきですよね。でも、そこに持ち込むために、お酒や食事を挟んでムードを作っていったり、距離を縮めたり。そんな部分を『コロナだからさ!』で省略しちゃうのって、なんかこの人めっちゃラクしようとしてるんだなって。余計に“ないなあ~”ってなっちゃいますね」

元カレからの連絡、集合場所はまさかのラブホテル

 よりコンパクトに、シンプルに。その最たるものが、元カレからの“ある誘い”だったそうで……。

「ある日、突然連絡が来て『会いたい』って言われたんです。びっくりしたけど、嫌ではなくて。そして次に送られてきたのが、なんと都内のラブホの地図が載ったURLでした。

『は? 意味が分からない』って怒りマークを付けて返信すると、『だってコロナじゃん。現地集合、現地解散でいいよね?』って。私を無料のデリ〇ル扱いしてますよね。何を言っても、『コロナだし』しか返ってこない。自分の誘い方の下手さや、引き出しのなさをコロナでごまかそうとするところが、痛すぎます……!」

『女子SPA!』より引用
(画像=『女子SPA!』より引用)

ちなみに元カレは実家暮らし。コロナ禍の今は家族から「極力、人を家に連れてこないで」とお達しがでているらしく、ラブホを活用しまくっているようです。

「リスク回避の仕方が意味わからないですよね。それから何度も連絡がきますが、『じゃあ感染リスクのない、ZOOM飲みでいいよね』と断り続けています」

 街中で「コロナだからさ~」「ほら、コロナじゃん?」と、“コロナ”を連呼してナンパしてくる人たちも、欲がむき出しの元カレも全員めんどくさい! と語る仲渡さん。

 たしかに、連呼されて迫られたら結構恐ろしい。そのうち、インスタグラムやツイッターなどでよく見る怪しげなネット教材などで、“コロナ禍のナンパ必勝法!”なるものも登場しそうな予感がします……。

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<取材・文&イラスト 赤山ひかる> 赤山ひかる

提供・女子SPA!



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