世界遺産の「姫路城」や2019年に再現された「尼崎城」、雲海に浮かぶ山城「竹田城」など、兵庫県内には歴史に興味がない方でも楽しめる、魅力的なお城が数多くあります。今回は、兵庫県内で見学できるお城の魅力を紹介します。
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【1】姫路城
兵庫県を代表する名城。国内に12か所存在する、現存天守をもつお城のひとつです。
築城以来約400年間、一度も落城・火災に見舞われる事なく、当時の姿が現在に残されており、1931年(昭和6年)に天守閣が国宝に、1993年にはユネスコの世界文化遺産に認定されました。
また大天守と3つの小天守、4つの渡櫓の計8棟の建物も国宝に、15の門や土壁など計74もの建造物が重要文化財に指定されています。
【2】尼崎城
1617年に築城された平城で、1873年(明治6年)の廃城令によって取り壊されましたが、2018年(平成30年)に城跡公園に天守閣の外観が復元され、2019年から場内が一般に公開されました。
城内は現代風に整備されており、VRシアターではCGを駆使した映像で当時の城下町の様子などを見る事ができます。またお姫様や武士、忍者などの衣装を試着できる衣装体験なども人気です。
【3】明石城
西国諸藩に対する備えとして徳川二代将軍秀忠の命により、1619年に築城された平城です。廃城令により1874年(明治7年)に廃城となりました。
明石城のシンボルと言えば、東西に延びる380mの城壁(石垣)と、城壁の両側に建つ巽櫓(たつみやぐら)と坤櫓(ひつじざるやぐら)です。中でも2つの櫓は国内で12基しか現存しない貴重な三重櫓であり、国の重要文化財に指定されています。
城跡は公園として整備されており、明石市民の憩いの場として地元の方々に親しまれています。
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