千葉雄大の色っぽさでキャラクターがさらに魅力的に
また、涙もろくて情にあつい探偵・明(あき)ちゃんを演じるのは、千葉雄大。快活で茶目っ気溢れるキャラクターですが、千葉雄大の色っぽさも加わって、さらに魅力的になっています。
映画では、原作のミステリー要素がカットされているので、残念ながら名探偵・明ちゃんの活躍はありません。もしスピンオフ作品が作られるとしたら、是非明ちゃんと古本屋の善さん(演じるのは、作家・高橋源一郎。ナイスキャスティング!)との掛け合いも見てみたいと思いました。
「受け継いで残すこと」が一貫したテーマに
美波が門司くんと出会い、実の父親と対話する中で一貫してテーマとなっているのが、「受け継いで残すこと」。
「誰かに教わったことをまた誰かに教えて、そうやって世の中っていうのはできてるんだな」という実父の台詞が、優しくじんわりと響きます。
ラストで、美波が渡り廊下から屋上まで(出会いのシーンと真逆になっています)走り抜ける約1分間は、青春映画史に残る名場面のひとつになるでしょう。 青春映画の名作の誕生を、是非映画館で見届けてください。
<文/藍川じゅん> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 藍川じゅん 80年生。フリーライター。ハンドルネームは永田王。著作に『女の性欲解消日記』(eロマンス新書)など。
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