コロナの影響による時代の変化で、ジャニーズやエンタメを取り巻く情景も大きく変わりました。今回は、“そういえば見なくなった、ライブ会場まわりの風景”に思いを馳せてみます。
「よく行った!」「やってた!」「同じ目に遭った(笑)」ものはありますか?
「○○くんうちわ、売り切れです!」の死刑宣告
ジャニーズのコンサート会場で受けた“死刑宣告”。ファン懐かしの風景4選 コンサートグッズが会場のみで販売されていた時代、ヲタは命を削ってこれを買い求めに行きました。夜行バスで会場に駆けつける者、始発ダッシュでやってくる者…。
時には会場からはるか遠くに並ばされても粛々と耐え、それなのに「もうちょっと!」というところでメガホンを持ったスタッフが現れて「完売商品のご案内をいたします。えー、ペンライト、Aくんうちわ、Bくんうちわ、Cくんうちわ、Dくんうちわ……」などと言い放たれたりしたのです。
“完売”という死刑宣告に魂を抜かれ、フヌケのようになって列を外れたことがあるのは、私だけじゃないはず……。
昨今の私たちは、“オンライン販売” “期限内に注文すれば売り切れなし”とかいうユートピアのような時代を生きています。ムビチケ戦争やアクスタ戦争などもあるし、すべての戦がなくなったとは言いませんが、「メガホンで売り切れ死刑宣告」を食らわない世界って、かなり平和なのだと思います。
ドームや横アリの書店でバックナンバーを爆買い!
2021年1月、東京ドーム至近のオークスブックセンターが閉店しました。2016年6月には、横浜アリーナ最寄りの文教堂書店新横浜店が閉店しています。両店はいずれも、コンサート時期になると店前にアイドル誌のバックナンバーやジャニーズの関連書籍をズラリと並べ、公演前後のヲタの心をジュン!と潤してくれました。
買い逃していたドル誌をどっさり買って帰るのも、参戦後の豊かな楽しみ。特に会場付近の書店は“グッズ売り場・雑誌部門”といった趣もありましたから、これがなくなったことはとても残念です。「ライブを見て、盛り上がった気持ちのまま雑誌を爆買いするのが楽しかった」と愛着を抱いていたヲタも少なくないので、復活したら嬉しいですね。