かんしゃくを起こしやすい
自閉症スペクトラムの特性を持つ子供の中には、かんしゃくを起こす子供もいます。突然暴れ出したり、大声を発したり、自分の頭を壁に打ち付けたりすることがあります。自分の感じた不安や緊張をどうしたらいいか分からないとき、かんしゃくやパニックでしか表現できないために、このような行動を取ってしまいます。
またかんしゃくを起こすことで、何とかして欲しいというサインを子供が出しています。どう手助けすればいいのかと、接し方が難しいと思いますが、そのサインを周囲の人が理解して支援してあげることが必要です。
子供が発達障害と診断されたら、まずすべきこと
発達障害は、薬を飲めば治るような病気ではありません。その特性を理解し、さまざまな支援を受けながら成長し、日常生活を送っていくことになります。発達障害の子供への接し方について、周囲の協力も必要です。親としてどう育てていけばいいのか。参考にしていただけたらと思います。
家族で受け止める
子供が発達障害だと分かった。簡単には受け入れられない現実でしょう。
一番大変なのは、発達障害と一生付き合っていかなくてはいけない子供です。
発達障害に関する相談は、保健所や児童相談所でできます。匿名でも応じてくれています。
母親だけが抱え込まずに、家族や専門家と協力し合いながら子供を育てていくことが必要です。その中で子供に適した接し方を見つけていくことができます。
さまざまな支援を活用する
発達障害のある子供の面倒を保護者だけで行うことはできません。専門的な知識を持った職員のいる公的機関を活用します。「発達障害者支援センター」が都道府県に設置されています。日々の暮らしの中で接し方に困ったとき、相談できる場所があると心強いと思います。子供が行くのを嫌がる場合は、保護者だけでも相談できます。
また発達障害の子供を持つ親同士が連携する組織もあります。育児の先輩から学ぶことは多くあります。また同じような悩みを持っていたはずです。子供への接し方に関する有益な情報を得られると思います。
悲観することは決してない
こうおっしゃっている専門家がいます。発達障害の特性のひとつに「こだわりが強い」「好きなことをとことん突き詰める」というものがあります。この特性を活かし、東京大学に入学したり、弁護士や医師として活躍している人がいます。子供の好きなことを見つけて、とことん伸ばしていく。そういう接し方が功を奏すると考えられています。
発達障害の子供との接し方
子供にどう接したら一番いいのか。毎日苦労されていると想像します。母親だけで対処できるものではありません。家族が接し方を決めておくと、子供が迷わずに理解しやすくなるようです。
短い言葉で伝える
発達障害のある子供は長い言葉で指示されても、忘れてしまうようです。できるだけ短い言葉で指示をします。一語一語はっきりと話すことで理解してもらうことができます。
また具体的に話すことも必要です。言葉を省略すると理解できません。何をどうする。しっかり伝えることが大切です。接し方を決めておくことで、お互いのコミュニケーションがスムーズにできるようになります。
強い言葉、大声でしからない
「だめ」「やめなさい」と命令口調で言っても何がいけないのか、子供には伝わないと言われています。やってはいけないことがあるときは、具体的に「○○してはいけません」と具体的に伝える必要があります。
また大きな声を出すと、パニックになることもあります。しかるときも、穏やかな口調でやさしく指示を出すという接し方が必要です。
ほめてあげよう
どんな子供でも親にほめられると、親への信頼感がぐっと増します。発達障害の子供も接し方は同じです。家庭のなかで、小さなことでも見つけてほめてあげる。そうすることで、自分に自信がつき、パニックなどの症状が出にくくなってくる効果が期待できます。笑顔も見られると嬉しいですね。
家族みんなで支援する
母親だけが育児をするものではありません。発達障害の子供の育児は大変だと誰でも想像できます。両親をはじめ家族が一緒になって取り組むことが欠かせません。子供がお世話になっている療養施設などを家族で訪問することは理解を深めるいい機会になると思います。
また、発達障害者支援センターなどでは、発達障害の子供を育てる親向けのセミナーなどがあります。このような
家を過ごしやすいものにする
子供が安心して過ごせるように家を工夫することで、トラブルを避けることができます。
リビングには食卓だけを置いて、ここは食事をする場所だと理解してもらう。テレビはリビングとは別のスペースにおいて、テレビは必ずそのスペースで見ることにする。子供が一目で何をする部屋かと分かるようにすることで、過ごしやすくなる家になります。
生活スタイルを固定する
これは子育てをする家庭全般に言えることです。決まった時間に起きて、決まった時間に寝る。日中は楽しく過ごし、夜は静かに過ごす。大人が生活スタイルを整えることが大切です。生活スタイルが固定されることで、1日の生活リズムがうまれ、過ごしやすくなります。
誰もが生きやすい社会を
発達障害の子供の世話は母親が中心になるでしょう。頑張っている母親ほどストレスをためてしまうことが多いと言われています。母親にもストレス解消のための休息が必要です。
家族で協力しあい、母親もゆっくり休めるよう、様々な支援が必要だと感じます。
また、子育ては家庭だけではなく、地域や社会で行うものでもあります。発達障害を持つ子供が分け隔てられることなく、誰もが生きやすい社会を作っていくことが今の大人に必要なことだと思います。
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