一人で抱えすぎない

責任あるポストにいると、部下にサポートを頼むことができなかったり、やり直しを伝えることを遠慮したりすることで、結果的に一人で仕事を抱えてしまう人が少なくありません。いくら責任感が必要とはいえ、無理をすると自分が疲弊していくばかり。「できないことはできない」とたまには割り切る勇気も大切です。

相談できる人をつくる

会社の上司や仲の良い同僚、社外の友人など、誰か愚痴を聞いてくれる人をつくりましょう。管理職になると、個人的感情だけで部下に接することは望ましくありません。

冷静かつ客観的な判断をして人に接するためには、大きなストレスを抱えることもあります。ストレスをため込みすぎないためには、本音で話ができる相手と愚痴を言い合ったり、ショッピングや食事をしたりして、気晴らしができる機会をつくることが理想的ですね。

プライベートを確保する

プライベートな時間を大切にしましょう。管理職になると頑張りすぎて、仕事漬けの毎日を送ってしまう人が少なくありません。しかし、どんなに好きな仕事でも、他人が休日を楽しんでいるときに、ふと気付くと自分はいつも仕事ばかりしていたとなると、仕事がだんだん嫌になってしまう恐れがあります。ストレス解消のためにもプライベートな時間は確保しましょう。

自分を褒めてポジティブ思考に

一般職のときと違い、管理職という立場では、人から褒められる機会が少なくなることも。「人は褒められると育つ」とも言われるので、時には他人ではなく、自分で自分を褒めてポジティブになりましょう。

仕事が続き、まったくプライベートな時間がとれなかったら、「こんなに頑張っているんだから、きっと○○の仕事は成功する」「このプロジェクトが終われば、自分はすごく成長できる」など、常に前向きに学ぶ姿勢があれば、まわりに与える影響も良いものがあり、協力が得られるでしょう。

女性管理職は孤独になりがち?

女性管理職でいることに、孤独を感じる人もいるでしょう。一般社員のときには、上司の愚痴も周りの同僚と同じ目線で話すことができました。しかし、管理職になると、部下のことも上司のことも、軽々しくうわさ話をすることは避けなければなりません。いつも緊張感を持つ続けることで、孤独を感じてしまうかも……。

孤独感を無くすためには、管理職だからといって一人で何でも解決しようとするのではなく、みんなで協力して進んでいこうという思いが大切です。周囲の人間を信用し、どんなことにも一生懸命取り組む姿勢があれば、それを見ている部下や上司がきっと味方になってくれるでしょう。相手のことを心から思っていれば、相手もきっと応えてくれます。

悩んだ経験も成長につながる

女性管理職として悩み試行錯誤しながらも、いつでも仕事に前向きに取り組むことで自分自身の成長につながり、周囲との信頼関係も築かれます。悩んだときこそ、ポジティブな気持ちで、毎日の仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

文・岩野 愛弓(住宅・不動産ライター、宅地建物取引士)/DAILY ANDS

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