1日目は日光東照宮や東武ワールドスクウェアを巡って鬼怒川温泉に宿泊し、2日目は華厳の滝やいろは坂、中禅寺湖などを巡る1泊2日の日光旅行プランをご紹介!日光の人気観光名所をもれなく訪れる、おすすめモデルコースです。
1日目午前:豪華絢爛!見どころ豊富な「日光東照宮」へ
1日目の午前中に日光まで移動してきたら、まず訪れるのは「日光東照宮」。「日光の社寺」として世界遺産に認定されている神社の一つで、江戸幕府初代将軍である徳川家康をお祀りする神社です。境内には国宝8棟、重要文化財34棟をかかえ、豪華絢爛な美しさにため息が漏れそう。
「日光東照宮」といえば、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻も見どころのひとつ。神厩舎の長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。その彫刻のなかに、この三猿が掘られています。
また有名な眠り猫は、日光にちなんで陽だまりでうたた寝をしている姿と言われてますが、別の説では悟りを表しているとも伝えられていて、これらにはどこか謎めいたストーリーを感じます。
1日目ランチ:「明治の館」で洋食ランチがおすすめ
日光東照宮への参拝を終えたら、ひとまずランチタイム。お昼は日光東照宮からも近い「明治の館」がおすすめです。
明治の館は蓄音機を日本に初めて紹介したアメリカの貿易商F.W.ホーンの別荘として、明治末期に建てられた石造りの洋館を利用した西洋料理レストラン。オムライスやハヤシライス、ハンバーグなど昔ながらの洋食を、熟練したシェフの技でセンスある一品に仕上げます。
国の登録有形文化財に登録されているクラシカルな空間でいただく優雅なひとときがたまりません。
1日目午後:世界遺産「日光山輪王寺」&「日光二荒山神社」、テーマパーク「東武ワールドスクウェア」へ
明治の館でランチをいただいた後は、世界遺産に認定されている「日光の社寺」の残りの2つ、「日光山輪王寺」「日光二荒山神社」へ。参拝を終えた後は、世界の建物を再現したテーマパーク「東武ワールドスクウェア」へと向かいましょう。
天台宗三本山のひとつ「日光山輪王寺」
「日光山輪王寺」は766年に勝道上人が四本龍寺を建てたのが始まり。比叡山や東叡山とともに天台宗三本山のひとつに数えられています。
日光三山の本地仏をまつる三仏堂や、紅葉の季節にはライトアップが見事な逍遙園、3万点の宝物を所蔵する宝物殿などの見どころがあります。
縁結びのパワースポット「日光二荒山神社」
日光山輪王寺の参拝を終えた後に向かうのは「日光二荒山神社」。日光信仰の始まりとなった古社で、男体山の神と女峰山の神をまつる二荒山信仰の本社です。
縁結びや開運のパワースポットとしても人気があり、境内には「縁結びの御神木」や「縁結びの笹」のほか、親子杉、夫婦杉と、縁にまつわる見どころが豊富です。
小腹が空いたら「揚げゆばまんじゅう」をいただこう
日光二荒山神社参拝のあと、ちょっとお腹が空いたなという方は次の目的地である「東武ワールドスクウェア」へと向かいがてら、日光の玄関口「東武日光駅」前にある「日光さかえや 揚げゆばまんじゅう本舗」に立ち寄ってみましょう。
メディアにも多く取り上げられる人気店で、日光名物である日光ゆばをふんだんに使用した「日光ゆばまんじゅう」に、独自の製法で衣をつけカラっと揚げた「揚げゆばまんじゅう」が看板商品。甘さ控えめで食べやすい餡と、塩気のバランスが絶妙ですよ。
世界旅行気分で楽しめる「東武ワールドスクウェア」
日光二荒山神社に続いて向かう「東武ワールドスクウェア」は、46の世界遺産を含む、102の世界の有名な建物を25分の1のサイズで再現したテーマパークです。
園内は「現代日本ゾーン」「アメリカゾーン」「エジプトゾーン」「ヨーロッパゾーン」「アジアゾーン」「日本ゾーン」の6つのゾーンにわかれており、じつは日本の建物も展示されているんですよ。
日本ゾーンでは日本の歴史的な建物、そして現代日本ゾーンでは、東京の建物を中心として展示。建物だけを撮影した写真をみると、実際にそこを訪れたのかと勘違いするほど精巧です。
1日目夜:江戸時代から続く名湯「鬼怒川温泉」に宿泊しよう
東武ワールドスクウェアの観光を終えたら、そろそろ1日目の宿へ。1日目の夜は江戸時代に発見された歴史ある名湯「鬼怒川温泉」にある宿への宿泊がおすすめです。
鬼怒川の美しい自然に囲まれた風光明媚な温泉地で、鬼怒川渓谷沿いには旅館やホテルが立ち並び、年間200万人もの宿泊客が訪れます。泉質はアルカリ性単純泉で、肌触りの優しい温泉です。
2日目午前:「いろは坂」をドライブして、日光一の名瀑「華厳の滝」へ
2日目はまず、48ヶ所のカーブが続く観光道路「いろは坂」へ。くねくね道のドライブを楽しんだあと、「日本三名瀑」のひとつ「華厳の滝」へと向かいましょう。
標高差500mを登る「いろは坂」
「いろは坂」は標高差は約500m、日光市街と奥日光を結ぶ観光道路です。上り専用の第二いろは坂と下り専用の第一いろは坂があり、ふたつの坂のカーブを合計すると、なんと48ヶ所。カーブごとに「い」「ろ」「は」の文字盤が表示されています。
いろは坂のドライブ中は、車酔いには注意したいですね。とくに紅葉の季節は大渋滞が起こるほど多くの観光客が訪れるので、時間に余裕をもって訪れましょう。