牛久自然観察の森は、全国10か所にある「自然観察の森」のうちの1つです。園内には1周約3キロメートルのウォーキングコースが整備されており、手軽に大自然を感じることができます。入園料は無料です。この記事では、公園の概要、ネイチャーセンターの様子、園内各ゾーンの様子、アクセス・駐車場・食事事情について、実際に散策した筆者が解説をしています。
牛久自然観察の森とは
森林浴しながらウォーキングが楽しめる
牛久自然観察の森とは、1990年に開園した、面積約21ヘクタールの広さがあるネイチャースポットです。園内はほぼ森林で、一周約3キロメートルのウォーキングコースが整備されており、手軽に雄大な自然を堪能できる空間となっています。入園料は無料です。
所要時間については、ウォーキングコースをざっと一周するだけであれば、約1時間で散策可能です。じっくりと生き物や風景写真を撮影する場合や、後述するネイチャーセンターで遊ぶ場合は、もう少し時間に余裕を持てるといいと思います。
実は「自然観察の森」と呼ばれる場所は全国に10か所あります。そのうちの1か所が、本記事でご紹介している牛久市に位置しています。
「自然観察の森」は、当時の環境庁により整備されました。目的は、自然の喪失が進む都市とその周辺において、身近な自然と触れ合える場所を整備し、自然観察を通じた自然保護教育推進の拠点とするためであったそうです。
木育ひろばが人気の「ネイチャーセンター」
園内にはウォーキングコースだけでなく、ネイチャーセンターなどの屋内施設もあります。自然解説員が常駐しており、虫眼鏡や双眼鏡の貸出、園内マップの配布等を行っています。
その他には、水辺の生き物コーナー「HACOBIO」があり、綺麗な水槽の中でメダカやドジョウなど、身近な水辺で見られる生き物が生態展示されています。
木育ひろば「うっしっし」は、子供たちに大人気の遊び場です。料金を支払い入場すれば、50種類以上の木のおもちゃと触れ合うことができます。雨天時など、森で散策出来ないときはこちらで遊んでもいいですね。
【木育ひろば「うっしっし」について】
●体験料金:300円/人(0歳児無料)
●保護者:小学3年生以下は要同伴
●利用時間:3時間まで(時間内再入場可)
●受付時間(2~10月):9:00~16:00
●受付時間(11~1月):9:30~15:15
園内3つのゾーンを紹介
園内には3つのゾーンが設定されていますので、ここではそれぞれどのようなゾーンなのかご紹介していきます!
あらかじめ詳細なイメージを湧かせたい方向けに、市役所のホームページから園内マップがダウンロード可能ですので、ご参照ください。
【1】センターゾーン
センターゾーンは、「森の中へ入るアプローチゾーン」とされています。園内のウォーキングコースへ行くために、まずは駐車場に車を停車しますが、駐車場からネイチャーセンターまでの区間にあたります。
具体的には、スギやヒノキなど針葉樹のなかを散策できるエリア、クヌギやコナラなど雑木林を散策できるエリア、バッタの集まる草原を散策できるエリア、ネイチャーセンター、で構成されています。
入口近くのため、まだ本格的な森林浴ウォーキングエリアには入っていませんが、気持ちの良い自然を感じることができるゾーンです。ネイチャーセンターでは園内マップの配布も行っていますので、後に続くゾーンを散策する前にぜひ手に取っておきましょう。