「小池都知事はマリー・アントワネットか」怒りと嘆きの声

 NHKの8月4日のウェブ公開記事によると、東京23区にワクチン接種の年代別の進捗(しんちょく)状況の取材をしたところ、8月3日までにアンケートに回答した18区のうち、50代で1回目の接種を終えた人が半分に達していない区が8割にものぼるそう。高齢者への接種がすすむ一方で、現役世代への接種が滞っている現状が浮き彫りになった格好です。

 ネット上には、「予約の電話が何時間かけてもつながらないのに」「空いてるのは9月後半」「いったん予約をとったが、ワクチン供給不足でキャンセルといわれた」という現状についての投稿や、「ワクチンを打てばいいじゃないって、小池都知事はマリー・アントワネットかよ」「都民が(ワクチンが出る)打ち出の小槌を持っているとでも」「『火垂るの墓』で医者の『栄養失調だから滋養(じよう)をつけることですな』に『滋養なんかどこにあるんですか』とキレた主人公を思い出す」といった声があがりました。

 また、「若い世代がワクチンを打たないせいで感染が広がっている、という印象を高齢者に与えようという意図があるのでは?自身の選挙での支持基盤への目配せとして、予約不可の現実を知った上で印象操作をしており悪質」という指摘も。

 どうしてこのようなミスマッチが起きているのでしょうか? 原因は、国から自治体へのワクチンの供給量を減らされたからとか、職域接種などの状況を把握するのが困難だとか様々。自治体からは、ワクチンの供給量とスケジュールを早急に示すよう国に求める声もあがっており、しばらく混乱は続きそうです。

 そんな状況ではありますが、ワクチン接種関連の便利なサイトやサービスをご紹介しましょう。