風鈴の短冊に願い事を書いて奉納したり、さまざまな風鈴を展示販売するなど、日本の夏を感じられる「風鈴祭り」。この記事では、全国で開催されているおすすめの風鈴祭りをご紹介します。
1. 川越氷川神社 縁結び風鈴(埼玉県)
”縁結びの神様”として信仰をあつめる埼玉県の川越氷川神社。こちらの神社では、天の川に恋の願いが届くように、また夜の神社を楽しんでもらえるようにと、2014年より夏限定ではじまったのが「縁結び風鈴」です。初年度には多くのメディアで取り上げられ、10万人以上が訪れたそう。
一番の見どころはシンボルエリアの「縁むすび風鈴回廊」。無数にぶらさがる色彩豊かな風鈴に、参拝者が願いを書いた短冊が結ばれています。その他にも、境内の御神水に天の川をイメージした映像を投影したり、竹毬風鈴オブジェを配置するなど、日本の夏を幻想的に体感できるイベントです。
- 2021年の開催日程:7月3日(土)~ 9月5日(日)
2. 西新井大師 風鈴祭り(東京都)
東京都足立区にある西新井大師は、厄よけでよく知られる寺院です。とくに「厄よけリング」が縁結びにも効果があるとして多くのメディアで取り上げられてからは、女性の姿が多く見られるようになりました。
そんな西新井大師の夏をつげる風物詩「風鈴祭り」。毎年夏の間に開催され、期間中は全国各地から500種類ほどの風鈴が集まります。風鈴の展示即売も。境内に響き渡る、美しい風鈴の音色に日本の夏を感じずにはいられません。
- 2021年の開催日程:未定(6/24現在)
3. 川崎大師 風鈴市(神奈川県)
毎年7月下旬の5日間、川崎大師の境内で開催される「風鈴市」。期間がそう長くないこともあり、期間中はとても大勢の人で賑わいます。とくに土日は大混雑!5日間で約30万人もの来場者数があるのだそう。というのも、川崎大師の風鈴市には、全国47都道府県から900種類、30,000個もの風鈴が集まるのです。
そんな中注目を集めるのが、川崎大師オリジナル「厄除だるま風鈴」。赤、白、透明を基本に、2015年には紫、緑、黄の厄除だるま風鈴が各色80個限定で販売されました。透明の厄除だるま風鈴には、名前を入れてもらえるサービスもあります(個数限定)。
- 2021年の開催日程:7月17日(土)〜7月21日(水)
4. おふさ観音 風鈴まつり(奈良県)
バラと風鈴のお寺として親しまれている、奈良県橿原市(かしはらし)の「おふさ観音」。毎年、夏の2ヶ月間にわたり「風鈴まつり」を開催し、涼やかに日本の夏を彩ります。
2003年より始まったこのお祭りは、風鈴の音色が厄を払うという仏教伝来の思想からきたもの。境内には全国各地から集められた2,500個を超える風鈴がつり下げられ、風に吹かれて奏でられる音色と、風鈴たちが一斉にそよぐ姿に感動すること間違いなしです。また期間中には風鈴の即売会もあります。
- 2021年の開催日程:7月1日(木)~ 8月31日(火)
5. 小渡夢かけ風鈴(愛知県)
愛知県豊田市小渡町一帯で、毎年7月中旬から8月下旬にかけて開催される「小渡夢かけ風鈴」。矢作川の水運の中継地として栄えた、かつての賑わいを取り戻そうと、2003年より町おこしの一環としてはじまりました。期間中には、ガラスや陶器、鉄、手づくりのものなど、約5,000個ものさまざまな風鈴が町中に涼しげな音色を響かせます。
風鈴寺と呼ばれる「増福寺」では、風鈴の短冊に願い事を書いて祈願奉納する「風鈴奉納」ができます。
- 2021年の開催日程:7月18日(日)〜8月31日(火)