3種のチーズ&ミニトマトをムネ肉でくるんだイタリアンからあげ
●一番唐揚げ「チーズinからあげ」
東京・池袋にある「一番唐揚げ」は、元寿司職人のご主人が営むお店。定食や弁当が人気なのですが、アイデアマンのご主人が家族と一緒に考案した「チーズinからあげ」(税込650円)がちょっと話題になっています。からあげにチーズをかけたもの(チーズ on the からあげ?)は見たことがありますが、チーズinとはどんなものなのか……?
「チーズinからあげ」は数量限定です。オーダーから15分ほどで目の前にドンッ!と出てきたものを見て、まずはビックリ。「え? ソフトボールの球?」と思ってしまうサイズです。ルックスもまるでメロンパンのよう。見ただけで、からあげの概念を超越しているのがわかります。
アツアツのチーズの中に突如あらわれる、爽やかな酸味
ナイフでカットしてみると、トロ~リとしたチーズがお目見え。ふわりと鼻をくすぐるバジルの香りがたまりません。衣はやや厚めのガリッとした食感です。使用する肉はムネ肉ですが、しっとりとしていて、衣との相性はいい。
チーズはモッツァレラ、チェダー、ゴーダの3種類。そこに自家製のピザソースをからめています。イタリアン風味で、あっさりしたムネ肉によく合います。おまけにしっかりした衣は香ばしくもあり、これまたこんがり焼けたピザ生地のよう。
そして最大のポイントは、丸ごと1個入ったミニトマトです。チーズとトマトの相性のよさは周知の通りですが、このミニトマトが実にいい仕事をしています。アツアツのチーズの中に突如あらわれる、爽やかな酸味を含んだクール感。「シャクッ!」とした歯触りが風味と食感にメリハリを生み出し、最後まで飽きることなく食べられました。
開発段階では、いかにチーズがこぼれないようにするかが課題だったそうです。細かく刻んだムネ肉で、チーズとミニトマトを茶巾絞りのようにラップでくるんで成形。よりしっかりとさせるために衣を2重にして揚げています。 ハンバーガーのように手に持ってかぶりつくのもいいのですが、ご主人によると「シャンパンやハイボールなどの炭酸系のドリンクと合わせてほしい」とのこと。私もコーラと一緒に食べてみましたが、たしかにマッチしています。ひと口食べたあとの、炭酸のシュワシュワ感が口の中を爽快にしてくれます。
イタリアンな進化系からあげといった「チーズinからあげ」。数量限定でも前日までに予約をしておけば購入可能。テイクアウトもできるので、自宅で好きなドリンクと合わせてみてはいかがでしょう。
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一見ミスマッチとも思える食材や調理法と組み合わせることで、からあげは進化し、新しい美味しさを生み出していきます。今回ご紹介したもの以外にも、おすすめの進化系からあげはスープ系、イタリアン系、スイーツ系など種類もさまざま。百聞は一見にしかず。気になるものがあったら、ぜひご自分の舌で試してみてください。
<取材・文/からあげライター 松本壮平> 松本壮平 ライター&編集者。日本唐揚協会認定カラアゲニスト。「からあげの聖地」である大分県中津市出身。年間の唐揚げ喫食量は300食を超える。専門店だけでなく、居酒屋、食堂、スーパーなどで唐揚げを見つけては食べてみる「から活(からあげ探索活動)」を継続中。Twitter:@dogesho
提供・女子SPA!
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