【4】海軍提督のハマム「クルチ・アリ・パシャ・ハマム」
スレイマン大帝の子、セリム2世の時代に活躍したオスマン帝国海軍提督のクルチ・アリ・パシャが、宮廷建築家ミマール・スィナンに依頼して造らせたのがクルチ・アリ・パシャ・ハマムです。このハマムの近くにあるクルチ・アリ・パシャ・モスクと神学校の複合施設(キュッリエ)の一部として造られたもので、トプハネ地区を代表する建築物となっています。
モスクを思わせる大きなドーム天井は非常に開放感があります。入浴後は、搾りたての果物のジュースやチャイを飲みながらソファ席で心行くまでリラックスすることができます。
【5】旅行者が訪れやすい「チェンベルリタシュ・ハマム」
イスタンブール旧市街の主要道路であるディヴァン通りにある、ドーム屋根が特徴的なチェンベルリタシュ・ハマムは、1584年にミマール・スィナンによって設計され完成したハマムです。建設を命じたのは、セリム2世の妃でムラト3世の母であるヌルバーヌ・スルタンです。
ハマムがあるチェンベルリタシュ駅は、グランド・バザールがあるベヤズット駅とアヤソフィアやトプカプ宮殿があるスルタンアフメト駅の間にあるため、旅行者が観光の合間に訪れやすい立地です。
【6】オスマン帝国後期のハマム「ジャーロール・ハマム」
1741年に完成したオスマン帝国時代の歴史あるハマムのひとつがジャーロール・ハマムです。アヤソフィア内にあるマフムト1世の図書館に収益を回すために造られたハマムです。建物の細部に目を向けると、バロック様式を従来のオスマン様式に織り込む、という当時流行っていた様式が取り入れられていることが分かりますが、ハマム自体の構造はすでに確立されていた構造が採用されています。
ハマムで使われているリンデンの石鹸の香りが、エントランスを入った瞬間から心地よく感じられるハマムです。
おわりに
旅の疲れを癒してくれるハマムは、トルコで必ず体験しておきたいアクティビティのひとつです。日本の温泉やサウナとはまた違ったトルコ独特の文化をぜひ感じてみてください。
ハマムの入浴方法や注意点については、こちらの記事をご覧ください。
提供・トリップノート
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