【7】けの汁

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(画像=PIXTA けの汁、トリップノートより引用)

津軽地方に伝わる代表的な郷土料理です。粥の汁(かゆのしる)がなまって「けの汁」になったと言われており、大根や人参、ごぼう、油揚げ、わらび、ふき、凍り豆腐などを細かく刻んだものが具材となっています。これは、お米が貴重だった時代に、具材をお米に見立てて食べたことから来ており、これらの具材を味噌や醤油で味つけした、素朴ながら栄養豊富な汁ものです。

【8】じゃっぱ汁

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(画像=maff.go.jp 出典:農林水産省Webサイト、トリップノートより引用)

津軽地方に伝わる、寒い冬にはなくてはならない郷土料理です。「じゃっぱ」とは、津軽弁で「雑把」という意味であり、鱈(タラ)をおろして身を取ったあとに残る部分、つまり本来なら捨てる部分(アラ)を使います。これらのアラと一緒に、大根や人参、ネギ、木綿豆腐などを煮込んで味噌で味付けした汁もので、鱈が一般的ですが、鮭など他の魚を使う場合をもあります。

【9】味噌カレー牛乳ラーメン

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(画像=PIXTA 味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)、トリップノートより引用)

青森市民のソウルフードともなっている「味噌カレー牛乳ラーメン」は、その名前のとおり、味噌をベースにカレー粉と牛乳を入れたスープが特徴的なラーメンです。具材にはバターやわかめ、メンマ、もやしなどがトッピングされています。味噌のコク、牛乳のまろやかさ、カレーの刺激と様々な要素が絡み合い抜群の美味しさを生み出す、全国的にも珍しいご当地ラーメンです。

味噌カレー牛乳ラーメンのおすすめ店:味の札幌 大西(青森市)

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(画像=tripnote.jp、トリップノートより引用)

味噌カレー牛乳ラーメンの発祥として知られる「味の札幌」でラーメンの修行を積んだ店主・大西さんが切り盛りする人気のラーメン店。現在は閉店してしまった「味の札幌」からのれん分けしたお店のひとつです。場所は青森駅から歩いて10分ほど。

もともとは常連客からの「カレー味のラーメンが食べたい」というリクエストから生まれた、味噌カレー牛乳ラーメン。ベースとなる味噌は、このラーメンが生まれた時から伝わる秘伝の味だそう。

【10】津軽ラーメン

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(画像=PIXTA 煮干ラーメン、トリップノートより引用)

津軽地方にあるラーメン店で多くみられるラーメンで、その大きな特徴は煮干しや焼干しのスープであることです。そのため「津軽煮干ラーメン」と呼ばれることもあります。そして細いちぢれ麵を使うのも特徴で、多くのお店では自家製の麺を使用しています。

津軽ラーメンには「王道系」と「濃厚煮干し系」の、大きく分けて2つあります。昔ながらの澄んだスープが「王道系」、そしてガツンと来る濃厚魚介スープが「濃厚煮干し系」です。

津軽ラーメンのおすすめ店:長尾中華そば西バイパス店(青森市)

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(画像=commons.wikimedia.org photo by くろふね CC BY-SA 4.0 from Wikimedia Commons、トリップノートより引用)

津軽ラーメンの人気店「長尾中華そば」。人気の「コク煮干し」は、煮干しのスープに鶏豚ベースのスープをあわせたもので、その濃厚さがたまらない一品です。「コク煮干し」の麺は手打麺・中太麺・細麺と3種類から選べます。また定番の味「あっさり」も忘れちゃいけません。こちらは、ちぢれ麺をつけたした4種類の麺から選ぶことができます。

【11】しじみラーメン

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(画像=PIXTA しじみラーメン、トリップノートより引用)

津軽半島の北西部に位置する「十三湖」は、しじみの名産地。太宰治の小説『津軽』にも、十三湖のしじみが登場しています。ミネラルを豊富に含んだ湖では、濃厚で美味しいヤマトシジミが育ちます。

そんな十三湖のまわりには、十三湖産のしじみを使った「しじみラーメン」を提供するお店があり、名物となっています。塩ベースのスープには、しじみの旨味たっぷりのエキスが溶け込み、トッピングにもプリプリのしじみがたくさん乗せられています。

しじみラーメンのおすすめ店:しじみ亭 奈良屋(中泊町)

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(画像=tripnote.jp、トリップノートより引用)

十三湖の湖畔に佇む、しじみ料理の専門店「しじみ亭 奈良屋」。しじみラーメンにはノーマルなものから、ピリ辛、味噌、塩バターのほか、夏にはしじみ冷しラーメンも登場します。

「しじみ亭 奈良屋」の一番のおすすめメニューは、しじみラーメンとそのほかのしじみ料理を一緒に味わえる「しじみづくし」。ミニしじみ釜飯、ミニしじみ汁、ミニしじみバターいため、ミニしじみチャウダー、ミニしじみラーメンに、しじみ味噌と佃煮、しじみ南蛮漬けのせお豆腐、お漬物、津軽りんごコンポートがついた、まさに「しじみづくし」のセットで、お値段は1,700円です。

【12】のっけ丼

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

のっけ丼とは、市場内のお店から新鮮な魚介類やお惣菜など好きな具材を選び、温かいごはんの上にのっけて作る丼のこと。青森市民の台所「青森魚菜センター」では平成​21年から「のっけ丼」の提供をはじめ、今では青森市のご当地海鮮丼として観光客に人気です。

のっけ丼のおすすめ店:青森魚菜センター(青森市)

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(画像=tripnote.jp アジや中トロが入った海鮮丼、トリップノートより引用)

青森駅から徒歩5分の場所にある「青森魚菜センター」は朝7時から営業しているので、朝食に「のっけ丼」を食べるのもおすすめ!まずは案内所で食事券を購入します。10枚1,300円、5枚650円ですが、ぜひ10枚券を選びましょう。まずは食券1枚分でご飯をよそってもらったら、その後は具材と交換していきます。

たくさんの海の幸が並び、必要な食券の枚数が書いてあります(サーモン二切れ食事券1枚、中トロ一切れ食事券2枚など)。お刺身の他にもお惣菜や汁物もありますよ。

そして券を全部使い切ったら完成!1,300円で豪華な海鮮丼が出来上がります。好きな具材だけを選んで、自分だけのオリジナル丼を作れるなんて贅沢ですね。

【13】馬肉料理

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

十和田市には馬が描かれたマンホールもあるほど、馬の産地として有名な青森県。馬肉の生産量は熊本県、福島県に次ぐ全国第3位です。そのため十和田市をはじめ、青森県の南の方では馬刺しや馬肉鍋が昔から食されています。また、五戸町名物の「義経鍋」と呼ばれる馬肉料理は、焼肉と水炊きを同時に楽しめる珍しい鍋です。

馬肉料理のおすすめ店:馬肉料理 吉兆(十和田市)

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(画像=tripnote.jp 吉兆 馬刺し(特上)1080円(税込)、トリップノートより引用)

馬肉料理を専門にしているお店「吉兆」では、馬刺しや馬肉のバラ焼き、馬肉鍋など馬肉を堪能できる料理がたくさん揃っています。十和田市のご当地グルメとして有名な「バラ焼き」も、こちらのお店では牛ではなく馬肉。そして、お隣・五戸町の名物「義経鍋」もいただくことができます。

【14】ひめます料理

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(画像=PIXTA お土産屋とお食事の店もりたの「ひめます丼」、トリップノートより引用)

十和田湖へ行ったら必ず食べたいのが、名産のひめますを使った料理。昔、十和田湖には魚が生息していなかったのですが、当時鉱山に勤務していた和井内氏が養殖事業に乗り出したことをきっかけに、1905年くらいから「十和田湖ヒメマス」が定着しました。身は柔らかく脂がたっぷりのっており、特にお刺身で食べると美味しいですよ。

ひめます料理のおすすめ店:とちの茶屋(十和田市)

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(画像=tripnote.jp ヒメマス、トリップノートより引用)

十和田湖の湖畔に佇む「とちの茶屋」では、「ひめます刺身定食」がいただけます。たっぷりのお刺身、佃煮、いぶりがっこ、酢の物、お味噌汁が付いて、お値段は1,850円。その他、「ひめます塩焼き定食」もあり、また、ひめますとよく似た名前で見た目もそっくりな「にじます」もいただけます。食感はヒメマスよりも弾力が強く感じられます。