「お客様は神様」という言葉をよく耳にしますよね。しかし、そのフレーズの真意をとらえず、都合よく解釈して、理不尽な要求をふりかざしてくるお客様も多いようです。今回は、元銀行員が語る迷惑なお客様エピソードについてご紹介します。

書くのが面倒だから代わりに書いて!無理難題を言うお客様

「ある有限会社の経理担当の女性は、2~3ヵ月に一度のペースで来店されるのですが、会社名が非常に長く、いつも払戻伝票に会社名を記入するのを嫌がるんです。『代わりに書いてよ』とボールペンを無理やり渡してくるんですが、基本的に代筆行為は銀行員にとって厳禁です。丁寧にお断りをすると『頭が固いわね!』と怒鳴ってくるので、困り果てています」(35歳/女性)
 

シャッターが閉まる寸前に滑り込み!閉店間際に相続手続き

「先日、シャッターが閉まる直前に強引に入店されたお客様は、相続の手続きでご来店。「詳しいことはよく分からないけど手続きして!」と、大量の通帳や印鑑を持参されました。相続手続きは複雑なものが多く、苦手な銀行員も多い難しい手続きの一つです。手続きが全て完了したのは16時すぎで、その後の業務には大幅な遅れが生じてしまいました。『閉店間際の面倒な手続きは避けて欲しい……』というのが銀行員の本音です」(26歳/女性)