20代~30代で1000万円を貯めるのは簡単ではありません。特に収入が限られている会社員は、「絶対に貯める」という強い気持ちが必要です。元銀行員の筆者が、堅実な銀行員の同僚がやっていた節約術を紹介します。

交際費の調整

銀行員は意外に交際費がかかる職業です。今はコロナの影響で減っていると思いますが、銀行内での飲み会やゴルフなどの行事が多いので出て行くお金が多いのです。

断るのが苦手で、誘われる度に参加していたらアッという間に貯金は減ってしまいます。着実に貯蓄を増やしていた同僚は、「月に交際費は○円まで」などあらかじめ決めておき、必要最低限に留めるようにしていました。

趣味にお金を使いすぎない

趣味にお金を使いすぎてもお金は溜まりません。例えば、運動をしたいのであれば、スポーツジムは便利ですが月々の会費はバカにならないですよね。会費だけ払って実際には通えていないケースもあるでしょう。

筆者の同僚は、スポーツジムではなく自治体のスポーツ施設などを利用すれば費用を抑えられると言って、週末は水泳に出かけていました。交際費と同じく、趣味にかけるお金も月いくらまでと決めておくと使いすぎることはないでしょう。

ボーナスは基本的に貯蓄

ボーナスは基本的に貯蓄に回すと、貯蓄が増えやすくなります。堅実な同僚たちは、ボーナスが支給されてもほとんどを貯蓄にしていました。

ご褒美的に一定額は自分の好きに使うと決めて、その他は無駄遣いせずに貯蓄します。そうすれば数十万円単位で一気に貯蓄を増やせるでしょう。

ただし、ボーナスは、所属する企業の業績や景気などの外部環境により金額が変わります。今回のコロナの影響でボーナスがなくなったというケースもあるようです。ボーナスだけに頼るのは危険ということは理解しておきましょう。

お金を上手にコントロール

貯蓄を1,000万円にするのは簡単ではありません。交際費や趣味にかけるお金はコントロールしながらボーナスで一気に貯蓄を増やすといいでしょう。大切なのは、一度貯めると決めたら継続して取り組むことです。「絶対に1,000万円貯める」という強い意志で望んでください。

文・勝目麻希

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