デビュー映画『蜜蜂と遠雷』(19)で日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、いくつもの賞に輝き、前クールのドラマ『ドラゴン桜』では、大きく変化を遂げる藤井役を演じて話題を集めた鈴鹿央士さん。

 現在、公開中の映画単独初主演作『星空のむこうの国』では、夢に現れる美少女と現実に対面した男子高校生・昭雄を演じています。

【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

 パラレルワールドを通じて描かれるラブロマンスに挑戦した鈴鹿さんにお話を伺うと、単独初主演を前に、ドラマ『MIU404』で共演した先輩・綾野剛さんに相談したことや、実は「メラメラしている」という自身の性格について教えてくれました。また、最近読んでいる哲学書!!についてのお話も。

単独初主演を前に綾野剛に相談

――映画単独初主演ですね。聞いたときは?

ドラゴン桜で話題・鈴鹿央士「“主演”について綾野剛さんに相談した」
(画像=『女子SPA!』より引用)

単独初主演を前に綾野剛に相談 『星空のむこうの国』より

鈴鹿央士さん(以下、鈴鹿)「正直、早いなと思いました。これまで僕がお仕事させていただいた作品で、主演の松岡茉優さんや堤真一さん、綾野剛さんとか星野源さんといった先輩たちの姿を見ていて、とても大きな背中だったので、あの存在に自分がなれるのかなと色々不安でした。それで綾野さんに、クランクイン前に相談しました」

――そうなんですね。『MIU404』の撮影のときに?

鈴鹿「今回の映画のお話はドラマの撮影のときにはいただいていたと思いますが、相談したのは撮影が終わってからです。おこがましいかなとも思いましたが、聞かなきゃ分からないからと思って連絡を取らせていただきました。

『主演ってどういうものなんですか?』と尋ねたら、『央士なりの主演というものでいいと思うよ。ひとりひとりその場に立ってみんなに与えるものがあるから、央士の主演は央士の主演で、そのままでいいと思うよ』と言っていただいて。そこまで気構えずに入ることができました」

こう見えて、メラメラしているタイプです

――本作、そして大好評だったドラマ『ドラゴン桜』第2シーズンも学生の話です。同年代の方とお芝居するのは刺激を受けますか?

ドラゴン桜で話題・鈴鹿央士「“主演”について綾野剛さんに相談した」
(画像=『女子SPA!』より引用)

こう見えて、メラメラしているタイプです 『星空のむこうの国』より

鈴鹿「撮影の合間に話をしているときに、みんなの考えを聞けて刺激を受けます。特に『ドラゴン桜』で共演した原健太役の細田佳央太くんとは、ふたりでずっと話してました。結構似た思いを持っているというか、メラメラした人で(笑)。僕もこう見えてメラメラしているタイプなので。人に負けたくないという気持ちで頑張っている人もいますが、僕の場合は自分に負けたくなくてメラメラしてます。もっとできるはずだという思いが強いです」

――おふたりとも闘志を秘めてるんですね。細田さんとはドラマが終わってからも連絡を取り合っているのですか?

鈴鹿「取ってます。ドラマの放送も、何度か一緒にビデオ通話をしながら観ました。10話のときも一緒に観てました。『(ふたりのシーン)来たー!』って(笑)。先日も電話したところです」