部下が辞める前兆にはどういったものがあるでしょうか。優秀な社員には辞めて欲しくないと思うのが当然ですが、辞めそうな兆候が出ていれば退職してしまう可能性が高くなります。部下が辞める前兆と原因、また辞めそうな時の引き止め方を見ていきましょう。
部下が辞める前兆15選
部下が辞める前兆①休みが増える
部下が辞める前兆その1は、休みが増えることです。普段から優秀で真面目な部下が、ちょっとした理由で休むことが増えた場合、辞めるのではないかと気にするようにしましょう。辞めたいと考える人は、テンションが落ちて休みがちになったりもういいと考えて休むことを厭わなくなります。危ない兆候と覚えておきましょう。
部下が辞める前兆②集中力が減る
部下が辞める前兆その2は、集中力が減ることです。辞めたいと考える社員は、仕事に対するモチベーションが下がる傾向にあるので集中力が下がっていきます。何日間も続けて集中力が低下している社員がいる場合、辞めそうな可能性があると考えておいて損はありません。
部下が辞める前兆③周囲への気遣いが減る
部下が辞める前兆その3は、周囲への気遣いが減ることです。今までは周囲にも適応して気遣いも抜群だったような社員が、徐々に気遣いをしなくなっていれば危ない兆候です。辞めようと考える人は気を遣う必要がなくなってくるため、無理をしなくなる可能性があります。
部下が辞める前兆④結婚の話をよくしている
部下が辞める前兆その4は、結婚の話をよくし始めた場合です。それまで彼氏の話などのプライベートを大声ですることのなかった社員が、「結婚をしようと思って」などと結婚について周囲に自慢などを始めたら気をつけましょう。実際に結婚を機に、または結婚を嘘の理由に転職を考えているかもしれません。
部下が辞める前兆⑤優秀な社員なのにミスが多くなる
部下が辞める前兆その5は、優秀な社員なのにミスが多くなることです。辞めそうな社員は心の中で辞めたい辞めたいと考えているため、仕事に対して取り組みがだんだんおざなりになっていきます。見直しやチェックを行わないことも多くなり、優秀なミスのない社員だったのにミスが異様に増え始めます。
部下が辞める前兆⑥勝手に引き継ぎをしている
部下が辞める前兆その6は、勝手に引継ぎしていることです。その社員が担当している仕事を他の社員や後輩に説明していたり、教えてやらせていたりします。この先も担当者の変更の予定がないにもかかわらず、勝手に周知するような行動を起こしている時は、退職か転職するつもりではないかと疑いましょう。
部下が辞める前兆⑦笑顔が少なくなれば辞めそうな兆候
部下が辞める前兆その7は、笑顔が少なくなってくることです。いつもニコニコと笑顔で仕事をしていた社員が、徐々に笑顔が減ってきたり笑わなくなってしまうと、それは会社に対して未練がなくなっている兆候の可能性が高くあります。もう笑うことさえしんどいと感じているのかもしれません。
部下が辞める前兆⑧仕事に関する質問が減る
部下が辞める前兆その8は、仕事に関する質問が減ることです。わからない仕事の内容や知識不足を補うように人に教えを乞うていた社員が、全く仕事に関する質問をしなくなってくれば、それはもう会社に心が残っていない証拠です。自分の中で既に覚える必要はないと割り切って仕事をしていると、そういった兆候が表れます。
部下が辞める前兆⑨あからさまにやる気がなくなるのが兆候
部下が辞める前兆その9は、あからさまにやる気がなくなることです。今までやる気満々もしくはそれなりにやる気を見せて仕事をしていた社員が、あからさまにやる気をなくしていれば問題です。もう仕事をする気がないというサインとも取れます。やる気を急激になくした社員には、注意を払うようにしてください。
部下が辞める前兆⑩疲れがひどく見えるのが特徴
部下が辞める前兆その10は、疲れがひどく見えることです。非常に疲れて見える社員は要注意です。仕事で疲れてしまい、もう仕事をすることに嫌気が差していたり気力がなくなっている心配があります。疲れている社員は、一気に壊れてしまう怖さがあり、いきなり辞めそうなことが特徴です。
部下が辞める前兆⑪辞めそうな言動が増える
部下が辞める前兆その11は、辞めそうな言動が増えることです。「もうだめかもしれない」とか「全然上手くいかない」などと言ったネガティブな言動が増えると、辞めそうな予感がします。周囲の人も、危ないと感じ始めます。「自分は仕事ができない人間だ」など自己否定の発言が出始めたら、いよいよ退職が近づきます。
部下が辞める前兆⑫退職したいと周囲に漏らす
部下が辞める前兆その12は、退職したいと周囲に漏らすことです。会社を退職したいと同僚に話をしている社員は、辞める前兆だと思いましょう。辞めるといってなかなか辞めない人もいるので一概に言えませんが、遅かれ早かれ退職もしくは転職すると言ってくると心しておきましょう。
部下が辞める前兆⑬周囲から孤立して見える
部下が辞める前兆13は、周囲から孤立して見えることです。人間関係が上手くいかなくなった社員は、精神的に参って退職に進んでしまうことが多々あります。周囲から孤立して一人でいることが多くなった社員は、そのまま辞めてしまわないようにフォローが必要なことも多くあります。優秀な人であればなおさらです。
部下が辞める前兆⑭あまり目を見て話をしなくなる
部下が辞める前兆その14は、あまり目を見て話をしなくなることです。やましいことがなければ真正面から堂々と目を見て話をできるはずですが、辞めそうな社員は自分が転職や退職を考えていることがやましく感じ、目をそらしたりふせたりしがちです。嘘をつくときの仕草に似ているかもしれません。
部下が辞める前兆⑮定時でそそくさと帰る
部下が辞める前兆その15は、定時でそそくさと帰ることです。残業をしないとダメなわけではありませんが、仕事の納期がせまっているのに終わらせずに定時でそそくさと帰るのは心配です。仕事に対して既に責任感を失っている可能性があります。仕事を放りだしてしまう心配もあるので、チェックしておきましょう。
仕事を辞める前兆は他にもありますが、基本的には社員の側も円満退職をする方向で動いてくるでしょう。
部下が辞める原因は?
部下が辞める原因①仕事がつまらなくなる
部下が辞める原因その1は、仕事がつまらなくなることです。いくら仕事を頑張っても、自分のやりたい仕事ができなかったり暇な部署であったりすれば、仕事に対するやりがいを見つけられなくなります。結果、仕事がつまらないと思い始めて会社を辞めようという結論に達します。
部下が辞める原因②転職したい会社が見つかる
部下が辞める原因その2は、転職したい会社が見つかることです。自分の求めていた職種や、やりたいと思っていた仕事が見つかれば、今いる会社は辞めて転職しようと思います。次の仕事を決めて退職を申し出られてしまえば、受け入れるしか道はありません。
部下が辞める原因③人間関係に問題が起きる
部下が辞める原因その3は、人間関係に問題が起きることです。社内の先輩や同僚と揉め事が起きて人間関係がこじれてしまい、会社にいるのが針のむしろ状態になってしまうと辞めようと考えてしまいます。精神的にも辛くなってしまい、転職先が決まってなくてもとりあえず辞める人もいるでしょう。
人間関係で勤め先を変えざるを得ない人はたくさんいます。特に女性は、男性と比較して人間関係が大変です。
部下が辞める原因④給料や待遇に不満を感じる
部下が辞める原因その4は、給料や待遇に不満を感じることです。気付いていなかったけど同期との間で給料に差がついていることに気付いたり、自分の能力を正当に評価されていないと感じたりすると、退職してもっと給料も待遇も良い会社を探そうと考えてしまう人もいます。
部下が辞める原因⑤上司とそりが合わない
部下が辞める原因その5は、上司とそりが合わないことです。大きな会社になればなるほど、上司が異動などで代わります。前の上司とは上手くいったけど、今の上司とは上手くいかないという人は多いでしょう。上司も同じことを感じていて標的のようにすることがあれば、関係が上手くいかずに辞めようと思います。