災害時の避難所はペットNGの場所が多く、ペットを飼っている人の避難が遅れたり、ペットの被災が相次いでいます。ペットの避難所での対応は問題視されていますが、山口県でペットのいる家庭の避難所開設へ全国でも珍しい取り組みが動き出しました!
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災害時におけるペットの避難
2016年に発生した熊本地震の際、避難所ではペット連れの人とそうでない人との間でトラブルや混乱が起きたことで、環境省は新たなガイドラインを出しました。
しかし、避難所でのペットの扱いは自治体や管理者の判断に委ねられていて、ルールが定められていないところも多いそう…。
〇新潟県中越地震
ペットの避難問題は『マリと子犬の物語』という映画で描かれています。避難のヘリコプターに乗せることが出来ず、4匹の犬が取り残されてしまう実際のエピソードを元に映画化されました。
〇東日本大震災
地震発生から津波到達まで限られた時間の中での避難を求められた未曾有の大震災ですが、ペットをめぐる悲しいニュースも少なくありません。
愛犬を置いてきてしまったと家に戻り、行方不明になってしまった男性や、原発事故のあった福島県双葉町では飼い主と離れ離れになった後も、ペットは自宅に留まり飼い主を待ち続けていたそう。
〇台風19号
2019年に相次いだ台風被害。豪雨によって河川の氾濫や土砂崩れなど多くの場所が被災地となりました。当時、ネット上では『避難所に行ったがペットNGだった』『ペット同行避難を断られた』などの声があり、やむなく自宅へ戻った人たちも少なくなかったようです。
ペットと一緒に避難するため車中泊をしていた飼い主がエコノミークラス症候群を発症するケースも少なくありません。
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