おすすめの秋の俳句《恋愛》
最後は恋愛をイメージさせる、おすすめの秋の俳句をピックアップしました。秋といえば、センチメンタルな恋愛の似合う季節。有名な俳人たちも、恋愛の感情を思い思いに俳句に乗せて詠んできました。
女性の俳人が切ない恋愛の俳句を詠むことも多くなってきた現代の俳句文化。わかりやすい言葉で、女心をロマンチックに描いたものがたくさんあります。興味のある人はこの機会にぜひいろいろな俳人の名句に触れてみてください。
恋にまつわる秋の俳句①炭 太祇
初恋や 灯籠によする 顔と顔
炭 太祇(たん たいぎ)
江戸時代に活躍した俳人・炭 太祇(たん たいぎ)。女性たちに俳諧を教える教授としても活動していました。そんな炭 太祇のおすすめの秋の名句。初恋を思わせる男女が、灯籠の下で顔を寄せ合っている様子が思い浮かびます。
恋愛の初々しさを美しくまとめ、甘酸っぱい初恋を見事に表現。恋愛を詠んだ名句の一つとして知られています。秋を表す季語は「灯籠」。一般的には「とうろう」と読みますが、五七五の語呂を合わせるため、この俳句では「とうろ」と読まれます。
恋愛にまつわる秋の俳句②与謝蕪村
なかなかに 一人あればぞ 月を友
与謝蕪村
出典:https://wabisabi-nihon.com/
俳人や画家として活躍した与謝蕪村。小林一茶や松尾芭蕉とともに、江戸時代を代表する俳諧師の一人です。そんな与謝蕪村のおすすめの名句がこちら。独り身だからこそ、美しい月を思う存分楽しめるのだ、という意味合いの俳句です。
直接的に恋愛をイメージさせる言葉は入っていませんが、どこかセンチメンタルな気持ちにさせる哀愁漂う名句ではないでしょうか。少し淋しげな思いが垣間見える一方、一人でいることを楽しんでいる様子も伝わってくるようです。
おすすめの秋の俳句まとめ
今回はおすすめの秋の俳句を特集しましたがいかがでしたか?名句と言われる俳句には、さまざまな言葉の表現で作者の思いが込められています。
一つの俳句でも、いろいろな解釈ができるのが俳句の魅力。思い入れのある名句があれば、それをじっくり掘り下げてみるのもおもしろいですね。
秋といえば「スポーツの秋」「食欲の秋」「読書の秋」といろいろありますが、今年の秋は俳句を楽しんでみるのもおすすめです。
提供・Folk
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