日本屈指の絶景の宝庫、青森県。世界遺産の白神山地をはじめ、奥入瀬渓流や十和田湖など名立たる景勝地がそろう、自然豊かな場所です。この記事では青森県に訪れたら外せない絶景スポットを、厳選してご紹介します!北の大地で息づく絶景をあなたもみてみませんか?
1. 奥入瀬渓流
北の景勝地として名高い十和田湖から唯一流れる奥入瀬川。奥入瀬渓流とは、この川の子ノ口から焼山までの全長14kmを指し、季節や天気によって表情をかえる千変万化の美しい流れがみれる観光名所です。
「三乱の流れ」や「阿修羅の流れ」など代表的な流れのほか、大小魅力の異なる滝、苔むした岩など見どころがたくさんあり、特別名勝・天然記念物として国に指定されています。
渓流沿いに点在する多数の滝や周囲に広がる豊かな樹木、コケ観察も見どころのひとつ。お好みの楽しみ方で、自然美を堪能してみてはいかがでしょうか。新緑は5月から6月、紅葉は10月上旬に色付き始め、10月中旬から下旬頃が見頃。
2. 十和田湖
青森県と秋田県にまたがり、奥入瀬渓流とともに青森を代表する特別名勝・十和田湖。大きさは日本・12位、深さは日本・3位を誇る、コバルトブルーの美しい湖です。標高1000mほどの御鼻部山展望台から眺めれば、大パノラマでみる雄大な自然と、空や山々が鏡のように映り込む美しい湖面をご覧になれますよ。新緑や紅葉シーズンはもちろん、冬の十和田湖も幻想的でオススメ。ゆったりと流れる時間のなかで、美しい湖の景色を堪能してみてはいかがでしょうか。
3. 蔦沼(蔦七沼)
蔦七沼とは青森県十和田市に位置し、「蔦野鳥の森」のなかにある神秘の沼。蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、ひょうたん沼、赤沼の7つの沼からなり、とくに朝焼けの美しさで知られる蔦沼がよく知られています。また赤沼は全国3位の透明度を誇るなど、それぞれに魅力が異なります。赤沼を除く6つの沼は「沼めぐりの小道」と呼ばれる自然研究路が整備されており、トレッキングにも最適ですよ。
一年を通じて楽しめますがオススメは紅葉シーズン。早朝、真っ赤に色付いた木々たちが朝日に照らし出される様は、一見の価値があります。わずかな時間しかみれない絶景を見に、訪ねてみてはいかが?
4. 十二湖・青池
世界遺産・白神山地のなかにある神秘の池「青池」。白神山地のなかにある33の湖沼のうち、崩山から眺めるとみれる十二湖のひとつで、いまだ解明されていない魅惑の青さをもつ美しい池です。展望デッキが設けられており、まるで青の絵の具を入れたかのような鮮やかな色をした青池の絶景を楽しむことができますよ。
訪れる季節や時間によって異なる色合いをみせ、月日をかえて何度でも訪れたくなります。青池を訪れるなら、世界遺産の白神山地を巡るトレッキングもオススメです。
5. 仏ヶ浦
仏ヶ浦とは風雪の厳しい津軽海峡の荒波が削り上げた、ダイナミックな自然の造形美。どこかトルコのカッパドキアを思い起こさせます。
約2kmに渡ってつづく奇岩が織りなす景観は、この世のものとは思えぬ程美しく仏の住む地と称され、如来の首・五百羅漢・一ツ仏・親子岩・十三仏観音岩・天竜岩・蓮華岩・地蔵堂・極楽浜など、仏の名に因んだ名前が付けられおり、国の名勝・天然記念物にも指定されています。
岩場を乗り越えた先には干渉時にしか辿り着けない場所があり、そこに湧く「不老長寿の水」を求めて訪れる方もいますよ。仏ヶ浦までの道のりはアップダウンの多い難所ですが、クルージングもできるので足腰に不安のある方も安心して訪れることができます。
6. 千畳敷海岸
「日本の夕日百景」に選ばれた千畳敷海岸は、千畳敷駅のすぐそばにあります。約200年前、地震の降起によってできた岩床の海岸が約12kmに渡ってつづく独特の景観で、その昔この海岸を珍しがった弘前藩の殿様がそこに千畳の畳を敷き、大宴会を開いたことからその名が付いたというエピソードも。藩政時代には殿様専用の避暑地であった千畳敷海岸で、歴史ある絶景をご覧になってみてはいかがでしょうか。