【5】11:30 牛久シャトー
牛久シャトーとは、1903年に「牛久醸造場」として建設された日本初のワイン醸造場です。原料となるブドウの栽培から瓶詰めまでを、一貫生産する醸造場だけに認められる称号「シャトー」を名乗ります。
敷地内のおもな見どころは、本館(かつての事務室)、神谷傳兵衛記念館(かつての醗酵室)、レストラン(かつての貯蔵庫)、ショップ(店内は写真撮影不可)などです。特に記念館では牛久シャトーの歴史が細かく紹介されており、必見ポイントとなっています。マップは園内こちらからご覧下さい。
2008年には敷地内建物の3棟が「国の重要文化財」に指定されました。明治中期の煉瓦造建築の歴史的価値の高さ、当時の醸造方式を理解するうえで産業技術史における価値が高い、という二点が評価されたそうです。
【6】12:30 牛久シャトーレストラン
【5】でご紹介した牛久シャトー内に位置するレストランではランチが可能です。こちらは、100年以上の歴史を誇るレンガ造りのワイン貯蔵庫を改装したレストランで、非常にお洒落な空間のなかで食事ができます。
筆者が訪問した際は、3つのランチメニューから選べました。具体的には2,200円、3,850円、5,500円のコースです。それぞれ前菜、スープ、メイン、デザート、パン、飲み物が付いてきます。詳細は公式ホームページをご参照下さい。
筆者は2,200円のコースを注文しました。メインは肉か魚どちらか一つを選択でき、肉料理にはつくば鶏が、魚料理にはノルウェー産サーモンが使用されていました。お手軽にフレンチを楽しみたい方におすすめです。
【7】13:30 手作処かっぱ本舗
ランチ後のちょっとしたおやつにぴったりの和菓子屋さんです。創業30年以上の歴史があり、名物の手焼きせんべいと手作りだんごのほか、様々な牛久土産を取扱っています。
手焼きせんべい(110円/枚)には、牛久のお米「うしく河童米」を使用しているそうです。河童米とは地元産コシヒカリのことで、農薬と化学肥料を通常の半分以下に抑えて生産されているのだとか。無添加が嬉しく、パリパリの歯ごたえが魅力です。
7種類の手作りだんご(90円~/本)には、茨城県産のコシヒカリを使用。毎朝、お米から製粉し生新粉を作り、それからお団子を作っているそうで、食感や舌触りが抜群に良いです。筆者は、黒ごま、かっぱ(高級抹茶)、落花生をチョイス。どれも本格的なお味で絶品です。
【8】14:10 ポケットファームどきどき つくば牛久店
JA全農いばらき直営の施設です。東京ドーム約1個分の敷地内に、直売所、レストラン、体験農場などが点在しています。休日は、広い駐車場がいっぱいになるほど賑わいます。
直売所では、新鮮野菜はもちろん、加工食品も数多く取り扱っています。何を買おうか迷った時は、牛久市近隣に位置する美浦村の特産品「マッシュルーム」、稲敷市の特産品「江戸崎かぼちゃ」などをおすすめします。
【9】15:00 牛久大仏
青銅製立像では世界一としてギネス認定されている大仏です。その高さは台座を含めて約120メートルで、1~5階まである胎内巡りも可能です。
親指と人差し指で輪をつくる摂取不捨印(せっしゅふしゃいん)は、すべての人を見捨てずに救うという誓いが込められているそうです。敷地が広いので、公式ホームページを参考に、どこを見るか事前にイメージを膨らませておいてもいいでしょう。
この記事を書いたトラベルライターから一言
牛久シャトー内、神谷傳兵衛記念館(かみやでんべえきねんかん)は、かつてブドウからワインを作り出すための醗酵室として使われていました。こちらの建物には地下室があり、ワインを熟成させるための温度や湿度が最適になるような天然の貯蔵施設になっているそうです。地下室は自由に見学可能ということで筆者も立ち寄ってみましたが、中は非常に暗く、怖さを感じるほどでした。ひんやりとして、長年の歴史を想わざるを得ない、厳かな雰囲気をたっぷりと味わったのでした。(菊地早秋)
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