入隊しても芸能人を応援したい!

行ってらっしゃい!スター入隊前恒例のお見送り

芸能人の入隊といえば、訓練所を前に「行ってきます!」の挨拶がお決まり。人気者であるほど現場には大勢のファンが詰めかけ、時にはグループのメンバーや俳優仲間など親しい芸能人の姿を目にすることもあります。

憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

しかし、シウォン(SUPER JUNIOR)やチャンミン(東方神起)のように「静かに入隊したい」と入隊挨拶を行わなかったり、D.O.(EXO)のように非公開で入所し軍生活をスタートするケースもあります。

2020年以降はコロナウイルス感染症拡大防止のため、パク・ボゴム入隊時のようにファンが自主的に見送りを自粛することもありました。

K-POPスターも入隊準備で丸坊主に?

憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

入隊挨拶に加え、もうひとつ。入隊前のお決まりといえば丸坊主にした髪型。

入営準備事項(陸軍訓練所ホームページ)によると「3センチ以下のスポーツ型に散髪をし入営しなければならない」と頭髪基準が定められています。

なお、規定外の髪型で入隊式に向かった場合は、入隊後に罰則として減点される等の不利益が発生することがある、とも注意書きされています。 ちなみに、入隊時持参OKなものには、メガネ(軍ではコンタクトレンズの着用不可)、入隊前から服用していた薬(軍医確認後に服用可)、美意識の高い韓国の男性らしく基礎化粧品(化粧水、乳液、クレンジング、日焼け止め等)があります。

スターといえども、携帯電話やカメラ、ピアスなどのアクセサリー、食料、現金は軍に持ち込むことができません。

入隊中の韓国芸能人に手紙を送りたい!

厳しい軍生活、ささやかな応援メッセージだけでも送りスターを励ましたいと思うのがファン心!

憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

手紙は、配属先の部隊の私書箱、階級、本名が分かれば送ることができます。芸能人の場合は、所属芸能事務所やファンクラブを通じて私書箱のあて先が公開されることが多いようです。

しかし、入隊に先立ちファンに送った動画インタビューで「一緒に入隊した訓練所の同期たちの手紙が届くのが遅れるから、受け取ることができない」と意思表示したキム・ジェジュン(JYJ)のような場合もあります。送る前にはスターの発信したメッセージにも気を配りましょう。

兵役後、スターがお茶の間に戻ってくるのはいつ?

憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

一般人より自由と批判が?!兵役優遇疑惑はスター人生の致命傷

スターに兵役逃れ疑惑が浮上すると「一般人以上に言動に気をつけるべき人物が、義務をないがしろにするとはけしからん!」と容赦ない非難にさらされます。

芸能人の場合、兵役逃れは「疑惑」だけでも大きな汚点。最近はイメージアップや自身の誠実さアピールのために招集通知書が届いてすぐ入隊するスターや、海兵隊など厳しい訓練で知られる部隊にあえて志願入隊するスターも少なくありません。

「兵役逃れ」誰からイシューに?

憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

兵役逃れの汚名から解放されたスターも

「兵役逃れ」疑惑で大きな波紋を呼んだ事件といえば、ソン・スンホンとチャン・ヒョクの入隊騒動、歌手兼タレントのMCモンの裁判事件が知られます。

人気絶頂にあったソン・スンホンとチャン・ヒョクは、ブローカーを通じて病気を偽装しようとし、当時多くの非難を受けました。2人はその後現役で入隊。最前線で2年の服務期間を全うしようやくバッシングから解放され、現在も人気俳優として精力的に活動を続けています。

憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

今は廃止された「芸能兵」とは?

1997~2013年まで16年間行なわれていた国防広報院の「国防広報支援隊」制度のこと。「芸能兵」「芸能兵士」の通称で知られていました。

憧れの韓国スターに「兵役」義務が!
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

将兵たちの士気を向上し国防の義務・安保の重要性を広く知らしめるという目的のもと、主に国軍放送の番組進行や出演、韓国軍関連企画、行事の進行、広報などを行なうという服務内容でした。

基本的には志願制で、現役兵の中から書類審査をし、面接・実技試験を通過した若干名だけがなることができました。しかし実際は、軍内部で募集が出た時に部隊長を通じて応募するため、ほぼ推薦による選抜形式だったと言えるでしょう。

また、服務の内容柄ある程度経験が重視されたため、結果プロとして活動していた芸能人が採用されるケースが多くありました。

そうした傾向が高まるにつれて芸能人の服務の抜け道コースというイメージが広がり、社会の風当たりが年々強くなりました。

2013年には服務の合間のデート現場すっぱ抜きや出張時の風俗業者利用発覚など、度重なる不祥事で国防部の管理体制のずさんさが明るみに。世論の批判が絶えず、同年8月1日から廃止となりました。