万が一を考えておくことも重要かもしれない

離婚、結婚指輪、破局 写真はイメージです(以下同じ)

 結婚するときは誰もが「一生、添い遂げよう」と思うものだ。だから離婚する想定は考えていない。だが、万が一を考えて自分が心底参ってしまわないように「設定」しておくことも、これからの結婚には重要かもしれない。

「結婚するとき、夫を説得して私の実家に近いところに新居をかまえました。だから今回の福原さんの件、なんだかせつないです」

 そう言うのは30歳で結婚、ふたりの子を共働きで育てているナツコさん(38歳)だ。夫は自分の実家近くにしたかったようだが、「子どもが生まれたら、母親に手伝ってもらいたいから。お義母さんだとお互いに気を遣ってしまうでしょ」と夫に言い続けた。

「困ったときは今も実家を頼ってしまいますが、その代わり、ふだんはべったりにならないよう気をつけています。

 自分が夫の立場だったらどう思うか。それを忘れずにいれば、自分の土俵に持ち込んだほうがうまくいくような気がしますね。私が夫の実家近くに行って義母とぎくしゃくしていたら、夫との間にもヒビが入りやすいでしょ」

「結婚って、ふたりだけの問題じゃないんだと痛感」

夫婦 だからといって夫の実家をないがしろにしているわけではない。ナツコさんなりに気を遣って、時間があれば一家で夫の実家を訪れるようにはしている。

「結婚って、ふたりだけの問題じゃないんだと痛感しています。どちらの親きょうだいともうまくやっていくには私は私なりの選択をしたつもり。

 友人の中には、どちらの実家とも極力関わらないと決めている人もいますし、夫の実家で義父母と一緒に暮らしている人もいる。どうしたら自分が気楽でいられるかの話なので、自分たち一家にとって何がいちばんいいかを夫婦で話し合えたらいいですよね」

 とはいえ、「地味な服装」を強要されたり、歯医者に行って「誘うような口の開け方をするな」と怒られたりと、福原愛さんが夫から受けたモラハラのようなことがあったとしたら……。

「速攻で離婚ですね」  ナツコさんはきっぱりとそう言った。

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<文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 福原愛

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