最近、スマホをかざすだけで簡単に決済ができる「スマホ払い」が普及しています。国を挙げてキャッシュレス化を推進する動きとともに、今後ますます現金を使わないスマートな生活が身近になるでしょう。すでに各社さまざまなサービスを展開している中で、利用者の多いLINEが始めた「LINE Pay(ラインペイ)」が注目されています。ここでは、電子マネー初心者でもLINE Pay(ラインペイ)を使いこなせるように、使い方やできることをイチから紹介します。

LINE Pay(ラインペイ)とは

(写真=PIXTA)

LINE Pay(ラインペイ)は、LINEアプリに組み込まれた送金・決済サービスです。LINE株式会社の子会社であるLINE Pay株式会社が運営しており、国内のユーザー数は3,000万人を超えています。

LINE Pay(ラインペイ)の機能は、LINEでつながっている友だちにお金を払う「送金」、LINEの友だちに支払いをお願いする「支払い依頼・割り勘」など、ユーザー間での送金・割り勘が簡単にできるのが魅力です。また、LINE Pay導入加盟店や提携サービス、オンラインショップでの決済もできます。LINE Payに貯まったお金は銀行口座に出金することで現金化することも可能です。

LINE Pay(ラインペイ)でできること

(写真=PIXTA)

個人間で送金ができる

相手の口座などを知らなくても、LINEの友だちであれば簡単に送金できます。例えば飲み会の割り勘、プレゼント購入費の集金など、わざわざそのために銀行振込はちょっと……というときに活躍します。送金前には登録および残高チャージを済ませておきましょう。

オンラインショップで決済ができる

LINE Pay(ラインペイ)導入店舗であれば、オンラインショップでも決済できます。LINEアプリからパスワードを入れるだけで決済でき、即時に残高が減るので、クレジットカードよりも手軽に利用できるのがメリットです。

ポイントが貯まる

LINE Pay(ラインペイ)で決済したり、キャンペーンに参加したりするとLINEポイントが貯まります。還元率は利用頻度やキャンペーン内容によって変わります。貯まったポイントはそのまま支払いにあてることが可能です。

LINE Pay(ラインペイ)の使い方

(写真=PIXTA)

まずは新規登録

LINE Pay(ラインペイ)は、LINEユーザーであれば誰でも利用できます。登録は、LINEアプリの「ウォレット」タブからLINE Payを選択し、ガイダンスに同意すると新規登録が完了。続けて本人確認(銀行口座の登録)を行うことですぐに利用開始できます。

事前にチャージしておく

LINE Pay(ラインペイ)は、事前にチャージする前払い式(プリペイド)です。チャージはコンビニからいつでも行えますが、いちいちチャージするのが面倒な人は銀行口座からのオートチャージを設定すると便利でしょう。LINE Pay カードを使ってチャージする場合は、レジチャージ対応店舗数がまだ少ないのでセブン銀行ATMが便利です。

店舗で決済する方法

(写真=PIXTA)

LINE Pay(ラインペイ)での決済方法は「LINE Pay カードでの決済」「コード決済」「オンライン決済」の3種類があります。

「LINE Pay カード」での決済方法

「LINE Pay カード」とは、LINE Pay(ラインペイ)の残高と連動したチャージ式のプリペイドカードで、申込はLINEアプリからできます。年会費・入会金無料で年齢制限なく発行可能。申込から1~2週間で郵送にてカードが届くので、LINEアカウントと連携するための簡単な設定をしてから利用開始しましょう。ちなみにスマホ画面上だけで管理できるバーチャルカードは、実店舗では使えずインターネット上のJCB加盟店に利用が限定されます。

使い方は、店頭でLINE Pay カードを店員に渡して、「JCBで」と伝えるだけ。分割払いは利用できず、お店によってはサインが必要です。国内外のJCB加盟店約3,000万ヵ所で使うことができ、使うたびにLINEポイントが貯まります。また、LINE Pay(ラインペイ)カードへチャージをする場合は、セブン銀行ATMやレジチャージ対応店舗のみ可能です。

さらに、LINE Pay(ラインペイ)カードを使えば、セブン銀行ATMで出金が可能です。コンビニなどで購入できる「LINE プリペイドカード」からLINE Pay(ラインペイ)へのチャージはできないので注意しましょう。

コード決済方法

「コード決済」とは、スマホだけで簡単に支払いができる方法です。使い方は、まず店頭で「LINE Payで支払います」と伝えます。あとはLINE Payで表示されるQRコードまたはバーコードをレジで読み取ってもらうか、店側から掲示されたコードや商品についているコードを読み取れば、決済完了です。スマホ一つですぐに支払いできるのでカードを持ち歩きたくない人にもおすすめです。

オンライン決済方法

LINE Pay(ラインペイ)は、オンラインショップでも手数料無料で決済できます。使い方は、支払い画面で決済手段をLINE Payにするだけ。決済完了後は、LINEに通知が来てリアルタイムに残高が減ります。クレジットカードが手元にないときも、スマホでLINEアプリを開いてパスワードを入れるだけなので手軽に決済できます。

出金以外の手数料は無料

(写真=PIXTA)

LINE Pay(ラインペイ)の送金には一切手数料がかかりません。24時間365日いつでも利用できるので個人間の送金にはとても便利です。ただし、受け取ったお金を銀行口座から出金する際には1回につき216円の手数料がかかります。現金化せず、LINE Payの残高にする場合は特に手数料はかかりません。

LINE Pay(ラインペイ)が使える店舗

(写真=PIXTA)

LINE Payは、LINE Pay導入加盟店や提携サービスでの支払いができます。スマホでのコード決済にこだわらなければ、国内外のJCB加盟店約3,000万店舗で利用できるLINE Pay(ラインペイ)カードを使うことでさらに利用できる店舗が広がります。

安心のフォローサービス

(写真=PIXTA)

使い方がイマイチわからないときも、LINEならではのトーク機能を使って、気軽に質問ができます。決済履歴もLINEのメッセージでリアルタイムに届くので、残高管理も簡単。万が一不正行為によって損害が発生した場合も、損害額を補償する利用者補償制度を導入しており、初心者でも安心して使いやすい電子マネーとして今後のサービス拡大に期待されます。

文・木村茉衣(ファイナンシャル・プランナー)

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