空中を飛んでいるみたい！「泳ぐカバ」
そしてこちらも、全国でも珍しいカバの水中展示。動物園のカバといえば、浅いプールから半分顔を出したり、陸上を歩いている姿が浮かびますが、実は野生のカバは一日中“水の中”で過ごす動物。潜水も得意で、5分ほど潜りっぱなしの時もあるのだとか。
そんな「カバ本来」の姿を観察するためにつくられたのが、旭山動物園のカバ専用水槽。大きな体で、すいすいと身軽に泳ぐ姿は必見です！360℃の方向から泳ぐカバを眺めることができ、まるでカバが空中を飛んでいるようにも見えますよ！
冬の旭山動物園で“大本命”のペンギンのお散歩！
いろいろな動物の観察を堪能したら、いよいよ大本命の【ペンギンのお散歩】を見学しましょう。筆者は午後2時半の回を見学しました。
お散歩は「ペンギン館」の前からスタートし、「学習ホール」まで約500mほどの道を往復して歩くコースです。散歩が始まる午後2時前くらいから、道の両側にずらりと行列ができています。
時間になると、スタッフに先導されてペンギンたちが出てきます♪ペタペタと歩く姿がなんとも可愛い！ペンギンと観客を隔てるロープなどは一切なく、すぐ目の前までペンギンたちがやってきます。
つい手を出してなでたくなりますが、ペンギンに触れるのは禁止なので要注意。フラッシュ撮影も厳禁です。
時にはビシッと隊列を組んだり、スタッフの足に甘えてじゃれついてみたり、はたまた一匹だけ列を外れて迷子になってしまう子も・・・。いろいろなペンギンたちの表情が見られ、ほっこり♪子どもはもちろん、大人もこの“非日常”の瞬間を夢中になって楽しむことができます。
30分ほどの散歩を終えると、ペンギンたちはまた園舎に帰っていきます。もともと冬季の運動不足解消にと始まったこの「ペンギンの散歩」、今では旭山動物園の冬の一大イベントに☆このためだけに、冬の北海道まで足を運ぶ価値がありますよ！
【2018年「ペンギンの散歩」詳細】
・実施時間：午前11時00分と午後2時30分の2回（12月18日～）
※12月13日～12月17日は午前11時00分の1回のみ
※3月以降は午前11時の1回のみ（予定）
天候等の事由により、ペンギンの散歩を中止・変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
旭山動物園ツアーの選び方。バスor電車どちらがおすすめ？
確実性なら「電車」、コスト重視なら「バス」
札幌から旭山動物園に行くツアーは、大きく分けて「電車」と「バス」2つの移動方法から選ぶことができます。バスツアーには渋滞や悪天候時の遅れなどのリスクがあり、「ペンギンの散歩を確実に見たい！」のであれば、JRの特急を利用したツアーがおすすめです。
しかし、ネックとなるのが旭川駅から動物園までの移動。路線バスで50分ほどかかり、本数もさほど多くはないようです。このタイムロスをを無くすなら、「JRきっぷ代往復＋旭川～動物園までのタクシーチケット往復＋動物園入園券」がセットになったツアーを選ぶという手もあります。
電車なら、JR北海道の企画きっぷ「往復の特急料金＋旭川～動物園までのバス代＋動物園入園券」がもっともシンプルなプランです。駅からの乗り換えなど手間はかかりますが、帰りの時間も自由に選べるので、旭川ラーメンなどのグルメを楽しむ時間もありますね！
お値段的には、
1）「JR＋タクシー利用ツアー（9,000～10,000円）」
2）「JR北海道企画きっぷ（6,130円）」
3）「バスツアー（5,000円前後）」
の順となります（いずれも大人1名分の価格）。時間の自由度や、予算に合わせて選んでみてください。
ちなみに旭川からの復路が「新千歳空港行き」というツアーもあるので、旅行の最終日に旭山動物園を組み込むのも、賢いスケジューリングですね。
筆者の体験談：バスツアーは天候のリスクあり！
今回筆者が利用したバスツアーは、札幌の「すすきの」周辺にあるホテル前を8時半に出発。朝はなにかと慌ただしいので（特に子連れだと・・・）、ホテル前まで送迎してくれるツアーは本当に便利です。
【ツアー日程】
◆8:30 札幌市内出発
↓
◆11:30 旭山動物園到着
↓
◆11:30～15:00 動物園内を自由散策（約3時間半）
↓
◆15:00 動物園を出発
↓
◆18:00 札幌市内到着
あいにくの吹雪、高速道路の入り口がまさかの封鎖・・・
しかし、バスツアーは悪天候による遅延リスクが避けられません。筆者が参加した日も、出発時は小降りだった雪がみるみる勢いを増し、札幌市内を抜ける前にはすっかり吹雪に・・・。バスは徐行運転が続き、時間ばかりが経過していく中、「札幌ICが吹雪で閉鎖されたため、このまま一般道で旭川に向かいます」とショッキングなお知らせが！
天候不順時の対応も、ツアーガイドさんはお手の物
札幌⇔旭川間は高速道路利用で2時間半弱。通常の旭山動物園バスツアーでは、途中の砂川SAでトイレ休憩を挟み、動物園への到着まで3時間程度を見込んでいます。一般道でも休憩なしで行けば3時間半程度で到着しますが、吹雪の中での移動は「動物園に着くのはいったい何時⁉」と不安になるかもしれません。
しかしここは、非常時の対応にも慣れているベテランのガイドさんにおまかせしましょう。過去に同じような気象条件だった日を例にあげ、遅くとも12時半（予定より1時間遅れ）には動物園に着く見込みであること。希望があれば、途中でJRの駅に寄り、電車で向かう選択肢もあることを冷静に伝えてくれました。
筆者が参加した日は、幸い天候の崩れは札幌方面のみで、旭川に向かうにつれて回復傾向ということで、電車乗り換えを希望する乗客はいませんでした。旭川駅から動物園までも、路線バスで小一時間程度かかるので、よほどのことがない限りバスツアーから電車への切り替えは、しない方が無難でしょう。
予定より40分遅れで到着！ペンギンの散歩も無事見られました♪
その後、ガイドさんの読み通り吹雪も治まり、岩見沢市付近から高速道路を利用。途中休憩はトイレのみの最短時間にして、予定より40分遅れの12時10分に動物園に到着！「ペンギンに間に合った・・」と安どの空気が車内に流れました。
筆者が参加した日は“結果オーライ”でしたが、ガイドさん曰く、過去に一度だけ「ペンギンの散歩が見られなかった」ケースがあったとか。冬の北海道の気候は本当に侮れません。天気予報をよく見て、バスにするか電車にするか、どうぞ慎重に選んでくださいね。
おわりに
冬の旭山動物園は、ペンギン散歩だけでなく見どころが満載です！札幌からのツアーは無数にありますので、いろいろ検討して楽しい旅行にしてください♪
提供・トリップノート
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