将来的に人口は都心に一極集中

上述のように都心・郊外の双方にメリット・デメリットは存在します。言うなれば郊外の物件は初心者よりも、目利きができる人の方がリスクは抑えることができるでしょう。ただし、これとは別に郊外にはリスクが存在します。それは東京都心への人口流入が続いていることです。将来的には郊外のほとんどが過疎化し、一方で東京都心だけ人口が増え続けるという一極集中が生じると言われています。

不動産は長期的な事業運営です。もし郊外に物件を持ち、はじめのうちは入居者がいても人口の減少に伴い、次第に空室リスクが高まってゆくことでしょう。人が減ることで商業がまばらになれば、働く場所もなくなります。その結果、仕事を求めて首都圏へ引っ越すというケースが考えられるでしょう。たとえ今は賑わいのある郊外の繁華街も、ゴーストタウン化してしまうかもしれないのです。

価格が高くても都心の安定性は魅力

将来的な一極集中のリスクを考えた場合、価格が高くても安定性が得られる可能性があるのは都心の物件であることが分かります。マンション経営は投資であると同時に事業運営としての面も持ち合わせています。不動産投資を行う際には、将来的な人口の流入を踏まえた入念な下調べとリスクヘッジを心がけるようにしましょう。

提供・Dear Reicious Online

【こちらの記事もおすすめ】
1万円から始められる投資って?
リスク許容度がわかる10のチェックリスト
「おつり投資」「ポイント投資」って?
楽ちん「投信つみたて」とは?
投資のはじめの第一歩