全国で3番目に広い面積を誇る福島県は、名所旧跡が点在する会津から太平洋に面した浜通りまで、気候や風土が異なる様々な顔を持ち合わせています。そんな広い福島県から、観光スポットとは違った「映えスポット」に絞ってご紹介します。
【1】三ノ倉高原
標高約650m、会津盆地を一望できる三ノ倉スキー場に広がるのが、県内でも有数の花畑スポットです。約8.3haを利用した花畑には、春には菜の花、夏には約250万本ものヒマワリの花がゲレンデ一面に広がります。これは東北最大級とも言われています。※2021年は中止が決定。
【2】諸橋近代美術館
磐梯朝日国立公園内にある諸橋（もろはし）近代美術館は、世界的に見ても数少ない、サルバドール＝ダリの作品を中心に展示している美術館です。中世の建物をイメージして建てられた、湖に面して建つ美術館は、ヨーロッパのお城を思わせる佇まいで、コマーシャル撮影などにも使用されています。
【3】五色沼湖沼群
2016年にはミシュラン・グリーンガイドにも認定されている裏磐梯の五色沼。正式には「五色沼湖沼群」といい、赤沼、瑠璃沼、青沼などエメラルドグリーンやコバルトブルーの沼が点在しています。自然の色とは思えない青い沼をボートでのんびり楽しみたいところです。
【4】猪苗代ハーブ園
リステル猪苗代（いなわしろ）のホテル前に広がるのが、リステルパーク内にあるハーブ園。10万㎡の広大な敷地に、約400種類ものハーブが育てられています。ラベンダーやカモミール以外にも菜の花やポピー、コスモス等、季節ごとに花畑が広がり、花摘み体験なども人気です。
近年、全国的にも人気のアンブレラスカイですが、猪苗代ハーブ園でも見ることができます。不定期で開催されるイベントですが、SNSでとても話題になっています。
【5】布引風の高原
猪苗代湖の南側に位置する、布引（ぬのびき）高原の標高は約1,000m。磐梯山や猪苗代湖が一望できるロケーションに加え、日本最大級の風力発電所で、33基もの巨大風車が林立しています。春の菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスが咲き誇ります。夏のひまわりシーズンには、高原のライブカメラで開花情報を確認できます。
【6】ブリティッシュヒルズ
「パスポートのいらない英国」として誕生したブリティッシュヒルズは、ゲートをくぐった瞬間から、中世英国の世界が広がります。建物はもちろん、調度品や小物の数々まで、本物にこだわり、イギリスを体感できる施設です。ハリーポッターの世界を彷彿とさせるメインダイニングも人気。
【7】大川荘
大ヒットしたアニメ『鬼滅の刃』に出てくる敵の本拠地「無限城（むげんじょう）」に似ていると話題になったのが、会津若松市にある芦ノ牧温泉・大川荘です。館内に入ると吹き抜けになったロビーには、浮き舞台があり、周囲は格子や階段など、木がふんだんに使われています。SNSで話題になって以来、コロナ禍にあっても大人気で、コスプレで訪れる方も多いそうです。
【8】大内宿
会津西街道の宿場町の一つとして重要な役割を果たしていた大内宿（おおうちじゅく）。全長約450mの宿場町には、江戸時代の町並みが存在します。茅葺屋根の民家が建ち並び、通りには電線もない、道路も舗装しないなど、当時のままの景観を大切に守っています。
【9】猿楽台地 そば畑
先にご紹介した大内宿からもほど近い、下郷町の南西部に広がるのが猿楽台地（さるがくだいち）。約40haという広大な敷地に広がる真っ白なそばの花は、まさに白い絶景。例年、8月下旬から9月上旬にかけての初秋が見ごろとなります。
【10】南相馬ソーラー・アグリパーク
南相馬ソーラー・アグリパークは、太陽光発電所や植物工場を活用し、地元の子供たちの成長を支援するとともに、全国の人々との交流を行う復興拠点として、津波被災地（市有地）に設置されています。パークのシンボル的オブジェが巨大なコンセントで、下にバイクや車を駐車すると、太陽から充電している絵が撮れると人気です。
